抗精子抗体
英語
Anti-sperm antibody
もくじ
執筆者
抗精子抗体とは
抗精子抗体とは女性の体が、男性の精子を異物とみなし、自分の体に抗体をつくり精子を攻撃してしまう状態です。
抗精子抗体によるブロック
膣から精子が子宮に向かう時に、子宮頸部を通過する必要があります。
この時、子宮頸管粘液に含まれる抗精子抗体により、精子が子宮に入るのをブロックされてしまいます。
さらに、精子が子宮内に入ることができたとしても、卵管内の抗精子抗体により、精子がブロックされてしまいます。
抗精子抗体の対応
一般的な病院の対応としては体外受精や顕微鏡受精をすすめられます。
抗精子抗体は体質なので治療法はありません。
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参考文献
不妊症・不育症診療―その伝承とエビデンス
(著)柴原 浩章
中外医学社
2019年11月01日発行
データから考える 不妊症・不育症治療−希望に応える専門外来の診療指針
(著)竹田 省(編集),田中 温(編集),黒田 恵司(編集)
メジカルビュー社
2017年03月27日発行
関連外部リンク
What Are Antisperm Antibodies?
WebMD
Sperm Antibody
ScienceDirect
Role of Antisperm Antibodies in Infertility, Pregnancy, and Potential for Contraceptive and Antifertility Vaccine Designs: Research Progress and Pioneering Vision
National Institutes of Health (.gov)