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ぎっくり腰

英語

Strained back

執筆者

井出井出 貴之(鍼灸師)プロフィール

ぎっくり腰

ぎっくり腰による、坐骨神経痛、腰、しびれ、便秘。

ぎっくり腰とは…

ぎっくり腰とは急性腰痛症の俗称で、急に腰部に激痛がはしる症状の事をいいます。

その病態からドイツ語でHexenschuss「魔女の一撃」とも呼ばれています。

ぎっくり腰とは

ぎっくり腰の発生動作…

・中腰での動作時(重量物の持ち上げや掃除機をかける体勢など)

・激しい運動

・急な脊柱回旋運動(ゴルフのスイングなど)

・食べ過ぎ

・起床動作

・椅子からの起立

・くしゃみ、咳

など

ぎっくり腰の発生動作

ぎっくり腰の主な症状…

・立てない、歩けない

・前屈みになれない、腰を反らせない

・布団から起き上がる時に激痛

・椅子に座る時、椅子から立ち上がる時に激痛

・くしゃみや咳をすると痛む

など

ぎっくり腰の主な症状

ぎっくり腰の発生要因…

・不良姿勢

・運動不足

・睡眠不足

・水分不足

・栄養失調

・筋力低下

・筋の柔軟性の低下

・肥満

・ストレス(交感神経の過緊張)

・腰椎椎間板ヘルニア

・腰椎椎間関節捻挫

・仙腸関節性腰痛

・棘間・棘上靭帯損傷

・筋・筋膜性腰痛

など

ぎっくり腰の発生要因

筋・筋膜性腰痛について…

腰部周辺の筋肉 の拘縮(持続性収縮)が原因の腰痛を筋・筋膜性腰痛という。

筋・筋膜性腰痛について

筋・筋膜性腰痛のメカニズム…

特にぎっくり腰の場合は大腰筋の拘縮が原因で起こる場合が多い。

背骨の前後には体を前に曲げる筋肉(大腰筋)と後ろに反らせる筋肉(脊柱起立筋・広背筋など)があります。

背骨を前に曲げる筋肉(大腰筋)が縮んだままになると

張力のバランスが崩れ後ろに反らせる筋肉(脊柱起立筋・広背筋など)への負担が強くなりその結果、筋・筋膜性腰痛が発生する。

筋・筋膜性腰痛のメカニズム

当院でのぎっくり腰の治療…

急性期には患部の炎症の鎮静のためアイシング、圧迫固定を行います。

ぎっくり腰の治療

からだに優しい考察

各種手技療法、鍼灸治療を駆使して負傷部の治癒をはかると共に、再発防止のために姿勢の矯正、骨格矯正、生活指導などを行います。

からだに優しい考察

ぎっくり腰の鍼灸、整体、マッサージ

臨床で使用する経穴の例:

腰の 命門(めいもん)、三焦兪(さんしょうゆ)、志室(ししつ)、腎兪(じんゆ)、大腸兪(だいちょうゆ)など。

その他 委中(いちゅう)、承山(しょうざん)など。

※市販の「お灸」をする時の参考としても使用できます。

→腰痛

←脊柱管狭窄症

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ぎっくり腰 関連外部リンク

Low Back Strain and Sprain
American Association of Neurological Surgeons.

Lumbar Strain
Johns Hopkins hospitals

Back Strains and Sprains
Cleveland Clinic.