ホルモン補充療法(HRT)とは
英語
Monopause: Hormone replacement therapy (HRT)
もくじ
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ホルモン補充療法(HRT)とは
ホルモン補充療法(HRT)とは飲み薬、貼り薬、塗り薬などで女性ホルモンを補充する更年期障害の治療法です。
クリニックや病院等の医療機関で受けることができます。
女性ホルモン
HRTではエストロゲン(卵胞ホルモン)と、プロゲステロン(黄体ホルモン)を補います。
更年期特有の不調を緩和
HRTの目的は、更年期特有の不調である、のぼせ、ほてり、発汗や、
婦人科特有の性行痛、萎縮性膣炎など、
その他、動悸、不眠、イライラ等の緩和です。
また、骨粗しょう症や脂質異常症等の病気の予防にもなると言われています。
HRTの副作用
HRTには副作用が伴うことがあります。
乳がんのリスクが増えます。
その他、不正出血、偏頭痛、乳房痛、虚血性脳卒中や静脈血栓塞栓症等の報告もあります。
HRTを受けることができない人
HRTは起こり得る副作用を考慮し受けることができない人がいます。
乳がんや子宮がんの既往歴がある人、
心筋梗塞や脳卒中など血栓症の既往歴がある人、
原因不明の不正出血のある人などはHRTを受けることができません。
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参考文献・引用
女性ホルモン補充療法―更年期以後を元気に生きる
(著)新野 博子
海竜社
2013年04月01日発行
関連外部リンク
Hormone Replacement Therapy
National Institutes of Health (NIH) (.gov)
Hormone therapy: Is it right for you?
Mayo Clinic
Hormone Replacement Therapy for Menopause
WebMD