口内炎(こうないえん、Oral ulcer)
口内炎とは口の中や舌の粘膜に起きる炎症の総称である。
口内炎は見た目や、発生の要因によって様々に分けることができるが、一般的に言われている口内炎は『アフタ性口内炎』を指す。
※アフタとは・・口腔粘膜に発生する直径10mm以下の孤立した痛みのある灰白色の小潰瘍の事
口内炎(こうないえん、Oral ulcer)の症状
口腔粘膜にアフタが形成される事により痛みを伴い、出血する事もある。
通常は2、3日~1週間程度で自然に治癒するが、口内炎が数カ所に及ぶ場合や症状が重度の場合にはそれ以上の期間を要することもある。
口内炎(こうないえん、Oral ulcer)の原因
細菌やウイルスに感染することによって発症するものもあるが、アフタ性口内炎に関して言うとその発症の原因は様々ではあるが明確ではない。
・ビタミンB群の欠乏
・ストレス
・睡眠不足
・自律神経のバランス
・胃腸の働きの低下
・咀嚼時の口腔内の損傷
・唾液の不足
など、直接的な口腔内への刺激によるもの以外にも体全体における様々な事象が関係しているようである。
口内炎(こうないえん、Oral ulcer)の症状
口腔粘膜にアフタが形成される事により痛みを伴い、出血する事もある。
通常は2、3日~1週間程度で自然に治癒するが、口内炎が数カ所に及ぶ場合や症状が重度の場合にはそれ以上の期間を要することもある。
東洋医学的考察 口内炎(こうないえん、Oral ulcer)
東洋医学の考え方の一つで『頭寒足熱』と言う言葉があります。
これは健康な状態を表しており、このバランスが崩れた時にいろいろな症状が体に出るとされています。
そして、このバランスは経絡(経脈と絡脈)によって保たれています。
経絡とは『気』の通り道であり、この『気』が上へ下へと上手く流れることで『頭寒足熱』を保っているのです。
そこで、バランスの崩れた状態とは沸かしたてのお風呂を思い浮かべてもらえれば分かりやすいのですが、冷たい水は下へ温められた水は上へと押し上げられます。
この状態が人間の体でも起こり、足下や内臓が冷える事で本来下にあるべき陽気が上へと押し上げられ、頭部や顔面などに症状が現れます。
口内炎もそのうちの一つにあてはまります。
からだにやさしい考察 口内炎(こうないえん、Oral ulcer)
口内炎の治療だからといって、安易に炎症を抑える飲み薬や塗り薬を利用するわけではなく、なぜそのような状態になってしまったのかをもう一度考え、体調を整え免疫・抵抗力を上げる事が大事です。
その為にカイロプラクティックや鍼灸で出来ることがたくさんあります。口内炎になりにくい身体を作っていきましょう。
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