強直性脊椎炎
英語
ankylosing spondylitis :AS
もくじ
強直性脊椎炎とは
強直性脊椎炎とは腱や靭帯が骨に付着する部分に炎症が起こり、やがて骨棘か形成され、強直(硬くなってしまう)が起こり固まってしまう疾患です。
強直性脊椎炎の症状
強直性脊椎炎の初期症状は腰痛や臀部(おしり)痛です。
仙腸関節の炎症から始まることが多く、坐骨神経痛と診断されるケースが多いです。
強直性脊椎炎の統計
男女比は9対1で男性に多い
好発年齢は10代から20代
日本では10,000人に5人程度
家族的な発病の傾向あり
など
強直性脊椎炎の診断基準
強直性脊椎炎の診断基準
(改訂疫学的診断基準、NY.1984)
(一部省略)
A.臨床項目
1. 3カ月以上続く腰痛
運動すると軽快するが安静で不変
2. 前額面および矢状面上の腰椎運動制限
3. 胸郭運動制限
B.X線項目
1. 両側性仙腸関節炎(grade 2~4)
2. 片側性仙腸関節炎 (grade 3~4)
X線項目の仙腸関節 grade
grade 0 正常
grade 1 疑わしい変化
grade 2 軽度の変化:小さな限局性の侵蝕像や硬化像
grade 3 中程度の変化;侵蝕像や硬化像の拡大,関節裂隙の幅の変化
grade 4 著しい変化:強直
強直性脊椎炎 関連リンク
強直性脊椎炎(指定難病271)
難病医学研究財団/難病情報センター
「強直性脊椎炎」
日本整形外科学会
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