バセドウ病
英語
Graves' disease
バセドウ病
バセドウ病は、自己免疫による病気です。
甲状腺細胞の表面にある、TSHレセプターというタンパク質を異物とみなしてしまいます。
TSHレセプター抗体という、通常ではつくられない抗体があるのがバセドウ病の特徴です。
バセドウ病の抗体検査で主に調べられるのは、TRAb(TSHセレプター抗体)と、TSAb(TSH刺激性セレプター抗体)です。
橋本病も自己免疫の病気と言われていますが、橋本病の診断のために測定される自己抗体は、TgAb(抗サイログロブリン抗体)と、TPOAb(抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体)です。(陽性イコール橋本病ではありません。)
TSHレセプター抗体は甲状腺の細胞を刺激する作用があり、甲状腺ホルモンが過剰に合成、分泌されてしまいます。
バセドウ病は甲状腺細胞の表面にある、TSHレセプターに対する自己免疫だけでなく、目の奥にある筋肉や脂肪にも自己免疫がおこります。
また、まぶたを動かす筋肉などにも自己免疫がおこります。
その結果、進行すると、眼球が突出したり、物が二重に見えたり、まぶたがつり上がる外見的な症状も見られます。
バセドウ病は甲状腺機能亢進症の代表的な病気です。
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関連外部リンク
Graves disease
Mount Sinai
Graves’ Disease
Cleveland Clinic
Graves' Disease
American Thyroid Association