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東洋医学の食道 |
「食道 東洋医学 ストレス」
「梅核気 東洋医学 鍼灸」
「咽と食 東洋哲学」
「食道と気滞の関係」
「食道の詰まり 感情と関連」
食道
飲食物は口から取り込まれ、食道を通過して胃に取り込まれる。
胃には(受のうを主る)(水穀を腐熟する)
受のうは受け入れ、納める。腐熟は水穀を消化する。胃は水穀の海と呼ばれる。
食道は海に到る途中の川。
川に問題が生じれば海に害が及ぶ。
古典より抜粋。
★■“道”のつく臓器としての意味
食道は単なる管ではなく、「食の道」「気の道」でもある。東洋医学では「道(どう)」という漢字は、**流れ・通路・法則**の象徴とされる。
食道がスムーズであれば、**気・食・情の流れが自然に整う。**
★■食道と“気滞”の関係
ストレスで喉が詰まる、食欲がなくなる、呑み込みにくい…これは「肝気鬱結(かんきうっけつ)」が食道を塞ぐ現象であり、現代の「梅核気(ばいかくき)」の病態に通じる。
食道は“心の詰まり”が現れる鏡でもある。
★■“咽”と“食”の分化
「咽」は声や気を通す道であり、「食」は飲食を通す道。
古典ではこの両者が分化せず「咽食(いんしょく)」として一体的に扱われた。
つまり、**発声・呼吸・飲食はすべて「気の通り道」として一体**である。
★■食道と自律神経
食道は喉頭(のど)と横隔膜の交点に位置し、現代で言えば迷走神経が集約する場所。
鍼灸ではこの部位を通して「心」と「腹」をつなぐ治療が行われ、**“心腹和解(しんぷくわかい)”**の要点とされる。

食道の鍼治療
鍼灸経穴
天突(てんとつ)
だん中(だんちゅう)
天柱(てんちゅう)
身柱(しんちゅう)
膈兪(かくゆ)
★■補足:現代症状との関係
・喉の違和感(ヒステリー球)
・逆流性食道炎(胃熱や肝火が上逆)
・しゃっくり(胃気上逆)
・過敏性食道(ストレス由来の嚥下障害)など
★■気を下す治療として
内関(ないかん)・足三里(あしさんり)・中脘(ちゅうかん)などを併用し、気機の流れをスムーズにすることで、食道に現れる不調を整える。

