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東洋医学の胆 |
胆と夢の関係(霊枢)
現代人はなぜ決断できないのか(胆虚社会)
胆を養う生活習慣とは
肝と胆の精神的分業
自律神経と胆の関係性
胆
胆は、決断や勇気をつかさどる。
胆は、身体の中央に鎮座する。全身の重心となる。そして、公平中立の立場で、落ち着いて、他の臓腑の活動状況を視察し、大所高所から、その適否の決断に任ずる器官。
こころの落ち着きは、大胆さや勇ましさに通じており、胆がつかさどる。(『素問』『霊枢』)
胆は精汁(胆汁)を蔵する。
胆は奇恒の腑の一つである。
★ ■胆は“魂魄のバランサー”
肝が「魂(こん)」を、肺が「魄(はく)」をつかさどるとされるが、胆はその中間に位置し、**魂(精神的方向性)と魄(肉体的本能)の決定的な橋渡しを行う臓腑**である。つまり「どう動くか」の最終ジャッジは胆にかかっている。
★ ■夢見にも関与する臓器
『霊枢』によると、「胆気虚すれば、夢に恐れ見る」とあるように、胆の虚実は夢の質や精神安定とも関係する。**胆が充実していると、熟睡でき、夢も明瞭になる。**
★ ■肝と胆の分業関係
肝は「意志の発動」を司り、胆は「実行するための決断」を司る。つまり、「やりたい」だけでは肝であり、「やる」と決めるのが胆である。**迷いがちな人は胆に問題がある場合が多い。**
★ ■現代は“胆虚”を量産する
現代人の多くは、SNSや情報過多により「選択疲労(decision fatigue)」を起こしており、これはまさに胆の消耗によるもの。**人の目を気にして動けなくなる、過剰に驚きやすいなどの胆の虚証が増えている。**
★ ■胆を養うとは?
早起きして、静かに「今日やること」を一つ決める。**自分で決断する小さな習慣**を持つことが胆を養う秘訣である。思考よりも「選んで動く」ことが、胆の強化となる。

胆の病証
胆は決断や勇気をつかさどっている。胆気が虚すと、不安感や驚きやすくなる。
★ ■胆虚:優柔不断、人の顔色をうかがう、小心、怖がり、夢見が多い、不眠
★ ■胆熱:怒りっぽい、口の苦味、眠れない、悪夢、胸脇の張り感
★ ■肝胆湿熱:食欲不振、みぞおちの痞え、黄色い痰や帯下、にきび・吹き出物

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