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経絡・経穴(ツボ)

耳尖(じせん)EX-HN6

英語
Extra points-Head and Neck
EX-HN6
Erjian
Ear Tip, Tip of the Ear, Ear Apex, Apex of Ear

奇穴

耳尖(じせん)
Jisen(EX-HN6)

取穴部位
耳介を軽く前方に折りたたむと現れる耳の先端部に取る。
その尖端は身体の「最も外界に近い場所」であり、全身の気の過剰・停滞を放出する“抜け道”として用いられる。
また、熱や怒りの上昇を鎮めるため、軽く刺針または瀉血することがある。

筋肉
上耳介筋

運動神経
顔面神経(側頭枝)

知覚神経
耳介側頭神経、小後頭神経

血管
浅側頭動脈分枝

主治
頭痛、目の充血・腫脹、眼圧亢進、高血圧、のぼせ、めまい、のどの腫れ、発熱、飛蚊症。
また、感情の高ぶりや顔面部の熱感など「上焦の余熱」を冷ます目的にも使われる。
刺絡(瀉血)により一時的に頭部の鬱熱を下げる作用があり、ストレス性の頭重や怒りによる紅潮にも応用される。

名前の由来
「耳尖」とは、文字通り“耳の先端(尖)”を意味する。
古来より「気は尖に集まる」といわれ、身体の先端部には経絡の気が集中しやすいとされてきた。
耳尖はその象徴として、火(熱)を放つ「天の排出口」としての働きをもつ。
特に頭部にこもった熱や怒りの気(肝火上炎)を抜くための“安全弁”のようなツボである。

その他重要な事柄
・耳尖は「瀉血穴」として知られ、微量の血を出すことで即効的に熱を散じ、気の流れを整える。
・東洋医学では、耳は「腎」に対応し、先端の耳尖はそのエネルギーの出口とされる。したがって、耳尖を通して腎気と肝気のバランスを取る効果がある。
・現代では美容鍼灸・耳介療法にも応用され、顔面部のむくみ・目の疲れ・自律神経の過緊張に対して用いられる。
・精神的な「沸点」を下げる作用があり、怒りや焦りで頭が熱くなったとき、耳尖を冷やす・軽く押すだけでも鎮静効果がある。

奇穴 耳尖

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