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痞根(ひこん) |

英語
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EX-B4
Pi Gen
Root of Glomus, Root of Lump
奇穴
痞根
ひこん
Hikon
取穴部位
第1・第2腰椎棘突起間の外3寸5分に取る。
取穴方法
患者を伏臥位にし、腰椎の棘突起を触知して第1・第2腰椎間を定め、そこから外方に指幅約3寸半(約7cm前後)を取る。圧痛や反応点がはっきり現れることが多い。
筋肉
広背筋
運動神経
胸背神経
知覚神経
腰神経後枝
血管
腰動脈背枝
主治
胃腸カタル、腸疝痛、腰痛、消化不良、下痢・便秘の交替、腹部膨満感。
特に「心下痞鞕(みぞおちがつかえ硬く張る)」を根本から治す意味合いを持ち、精神的緊張による腹部不快感にも応用される。
名前の由来
「痞」は胃のつかえ・停滞感を指し、「根」はその根本的な原因を正す意を含む。
すなわち痞根とは、みぞおちや腹部に現れる痞え(つかえ)の“根本”を解消する要穴であることからこの名がついた。
その他の重要事項
・胃腸機能と腰部の連動を示す重要な奇穴であり、内臓と背腰部の経絡的つながりを臨床的に示している。
・とくにストレスや緊張で胃腸症状が悪化する患者に有効で、「心因性胃腸症」ともいえる症状に適する。
・腰痛治療の補助点としても応用されるが、局所の腰椎変性よりも消化器系に由来する腰背部の張りに用いると効果的。
・古来より「痞を取れば腰も軽し」と伝えられるように、胃腸の調整が腰背部の負担軽減につながることを経験的に示している。

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