![]() |
下極兪(げきょくゆ)EX-B13 |

英語
Extra points-Back
EX-B13
Xia Ji Yu
Under Very Healing
奇穴
下極兪(げきょくゆ)
Gekyokuyu
取穴部位
第3腰椎棘突起の下の陥凹、正中線上に取る。
第3腰椎は、両手を腰に当てた際に自然と触れる「最も突出しにくい椎体」の位置で、
腰全体の動きの“中心点”として触診されることが多い。
触れる際は患者を軽く前屈させ、棘突起の動きを指腹で確認しながら、
第3腰椎棘突起の直下の明確なくぼみを正確に捉える。
過度に押し込まず、縦方向の滑りを感じ取るように触診すると定点が浮き上がる。
筋肉・靭帯
棘上靭帯、棘間靱帯、棘間筋、多裂筋(脊柱起立筋群の深層)
運動神経
脊髄神経後枝(腰椎レベル)
知覚神経
腰神経後枝皮枝
血管
腰動脈背枝、腰静脈叢
主治
・腰背部の慢性〜急性痛
・腎・膀胱系の機能低下(頻尿・残尿感・排尿困難)
・冷えからくる下腹部の不調
・疲労感、全身倦怠、虚弱体質の補助治療
・下肢の冷え、むくみ
・下痢・腹部膨満など脾腎の虚による症状
・生殖器の機能低下(精力減退、月経不順などの補助)
名前の由来
「極」は“気血の最も深いところ”を示し、「兪」は“気が集まり通じる場所”を意味する。
腎・膀胱の気の出入りが腰の中央付近で極まるとされ、
その“最も根源的な働きが現れる兪穴”という意味で「下極兪」と名付けられた。
腰椎3番は脊柱の“力の節目”であり、上半身と下半身の気の交流が交差するため、
腎気の不足や腰の弱りがもっとも現れやすい位置とされる。
臨床での重要ポイント
・下極兪は腎兪よりもさらに深層の虚に対して反応しやすい。
・腰椎のゆがみの“中心軸”にあたり、骨盤と胸郭のバランスを整える起点となる。
・慢性腰痛の患者では、圧痛よりも“鈍い重さ”として反応することが多い。
・下腹部の冷えや、朝の倦怠感が強いタイプの体質改善に特に有効。
・脊柱全体を調整する治療の「アンカー(錨)」として使用すると効果が安定する。

関連記事
