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接脊(せっせき)EX-B15 |

英語
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EX-B15
Jieji
Connecting Vertebrae
奇穴
接脊(せっせき)
Sesseki
取穴部位
後正中線上、第12胸椎(T12)棘突起と第1腰椎(L1)棘突起の間の陥凹部に取る。
胸椎と腰椎の移行部にあたり、肋骨の有無が切り替わる重要な境界点。
触診では、最下位肋骨(第12肋骨)を確認し、その付着椎体の棘突起を目安にすると正確。
患者を軽く前屈させると棘突起間が明瞭になる。
筋肉・靭帯
棘上靭帯、棘間靭帯、多裂筋、脊柱起立筋(最深層)
運動神経
胸神経後枝・腰神経後枝(T12〜L1移行部)
知覚神経
胸神経後枝皮枝、腰神経後枝皮枝
血管
腰動脈背枝、最下位肋間動脈背枝
主治
・消化不良、腹部膨満感、食欲不振
・腹痛、下痢、慢性腸炎、小児の消化器虚弱
・脱腸(鼠径部の違和感・下垂感)
・腰背部痛、脊柱のこわばり
・腰椎椎間板ヘルニアによる関連痛
・脊髄神経痛
・てんかん・痙攣性疾患の補助治療
名前の由来(オリジナル解説)
「接」は“つなぐ・つなぎとめる”意、
「脊」は言うまでもなく脊柱を指す。
接脊とは、
胸と腹、上と下、内臓と体幹を“つなぐ背骨の関所”
を意味する名称である。
第12胸椎と第1腰椎の間は、
横隔膜の張力変化、内臓下垂、腸管の運動低下が最も反映されやすい部位であり、
気血の上下交通が滞ると症状が集約しやすい。
そのため本穴は、
「脊を接ぎ、内外を通す」働きを持つ奇穴として伝えられてきた。
臨床での重要ポイント
・胃腸症状がある患者ほど、強い圧痛または空虚感が出やすい。
・腹部施術で改善しきれない下痢や腹痛に対し、背部からの突破口になる。
・横隔膜の緊張が強い症例では、本穴をゆるめることで呼吸が自然に深まる。
・小児では軽擦・温刺激で十分反応が出ることが多い。
・「腰痛+胃腸不調」を併発するタイプに特に適応。


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