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鶴頂(かくちょう)EX-LE2 (膝頂) |

英語
Extra points-Lower Extremities
EX-LE2
Heding
Top of Crane, Summit
奇穴
鶴頂(膝頂)
かくちょう
Kakuchou
取穴部位
膝蓋骨上縁の中央に取る。膝を軽く曲げた状態で、大腿直筋腱の中央に指をあてると、わずかに凹む部位にあたる。
膝蓋上包の炎症や水腫がある場合は圧痛点として自然に示現することが多い。
筋肉
大腿四頭筋(特に大腿直筋の膝蓋付着部)
運動神経
大腿神経
知覚神経
大腿神経前皮枝
血管
膝蓋動脈網
主治
膝関節痛、膝蓋上滑液包炎、膝蓋軟骨軟化症、膝関節水腫、階段昇降時の疼痛、屈伸困難。
特に、長時間の立位や冷えによる膝周囲の「気滞血瘀(きたいけつお)」に基づく痛み、重だるさに有効とされる。
名前の由来
「鶴頂」とは、膝を軽く曲げて立ったとき、膝上が白く高く見える様子が「鶴の頭」に似ていることから名づけられた。
また、古典では鶴が「長寿・優雅・静養」の象徴とされ、この穴が老化や虚弱による膝の不具合を整える“延年の穴”として用いられてきたことにも由来する。
臨床応用と特色
・急性の膝痛よりも、慢性で重だるく冷えるような痛みに効果が高い。
・灸頭鍼や温灸により「膝の気血の滞り」を解くことで、冷えと痛みを同時に取り除くことができる。
・膝周囲の筋力低下や関節液の滞留を改善し、歩行時の安定性を高める。
・「足陽明胃経」の流注上に位置し、脾胃の気虚による“下肢の重だるさ”にも効果がある。
その他重要な事柄
この穴は膝関節だけでなく、下肢全体の気血循環に関与する。
特に、加齢や長期の座位姿勢によって「気が膝に滞る」体質では、鶴頂の圧痛が早期のサインとなる。
また、ツボの感覚が“深く沁みるような心地よさ”を伴うとき、気血が動き始めた兆とされる。

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