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経絡・経穴(ツボ)

独陰(どくいん)EX-LE11

英語
Extra points-Lower Extremities
EX-LE11
Du Yin
Solitary Yin,Solitary Shadow

奇穴

独陰(どくいん)
Dokuin

取穴部位
足底側。
第2趾の末節骨と中節骨の間にできる遠位指節間関節横紋の中央。
足趾を軽く屈曲させると最も明瞭に現れる。

取穴方法
第2趾を軽く曲げ、足底側に現れる横紋の中央を取穴する。
圧痛が強く出やすく、急性症状では左右差が明確に出ることが多い。
深刺は不要で、点を「捉える」意識が重要。

筋肉・腱
短趾屈筋、長趾屈筋腱

運動神経
脛骨神経(足底筋枝)

知覚神経
内側足底神経(第2趾足底側)

血管
足底趾動脈(内側足底動脈の枝)

主治
急性腹痛、疝痛、嘔吐
月経不順、月経痛、産後の腹部不調
難産、胎盤残留、死産後の腹部緊張
ヘルニア様の突発性腹痛
胸腹部の急激な疼痛、積聚(突然走る激痛)
急性中毒症状(特に食中毒・フグ中毒など)

名前の由来
「独陰」とは、
全身の陰が逃げ場を失い、ただ一点に集約された状態を示す名である。
第2趾は足の中で“軸”に近く、
過剰な陰(冷え・停滞・内向きの緊張)を一手に引き受けやすい。
そのため、急激な内臓痛や産科トラブルに反応が集中する。

その他重要な事柄(臨床的視点)
・独陰は慢性症状より急性・突発性に真価を発揮する。
・腹部に「逃げ場のない痛み」「内側に縮こまる痛み」がある時に有効。
・妊娠中・産後は刺激量に注意し、軽刺激でも十分反応が出る。
・足底の中でも独陰だけが“一点集中型”の反応を示す。
・湧泉が全体の陰を調える穴なら、
 独陰は陰の暴走を止める非常ブレーキのような存在。

奇穴 独陰

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