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腰痛点(腰腿点)(腰痛穴) |

英語
Extra points-Upper Extremities
EX-UE07
Yaotongxue
Lumbar Pain Point, Point of Lower Back Pain
奇穴
腰痛点 (腰腿点)(腰痛穴)
ようつうてん
Yotsuten
取穴部位
手背にあり、第2・第3中手骨底間の下陥凹部と第4・第5中手骨底間の下陥凹部の2点に取る。
これらをそれぞれ「上腰痛点」「下腰痛点」と呼び、左右両手に計4点存在する。
取穴方法
患者に軽く拳を握らせ、手背の骨間部のくぼみを探すと明確に見つかる。
押圧すると多くの患者で腰部に放散痛や響きを感じるのが特徴。
針は直刺0.5〜0.8寸、または指圧・灸も有効。
臨床では急性腰痛時に即効的に腰部の緊張を緩めることがある。
筋肉
背側骨間筋
運動神経
尺骨神経
知覚神経
橈骨神経、尺骨神経
血管
第2・第4背側中手動脈
主治
急性腰痛(ぎっくり腰)、慢性腰痛、坐骨神経痛、下肢痛、腰背部のこわばり。
特に動けないほどの急性発作に対して「手で治す腰の特効穴」として知られる。
名前の由来
「腰痛点」とはその名の通り、腰に痛みがある時に“点”を押すと痛みが消えるという経験則から生まれた名称。
「腰腿点(ようたいてん)」とも呼ばれるのは、腰から脚(腿)にかけての連動した痛みに効果を示すためである。
腰部と手背が経絡的に「陽明・少陽の流れ」でつながることから、離れた部位に反応点が現れる。
まさに“遠隔反射点”としての象徴的存在である。
その他の重要事項
・腰痛点は、奇穴の中でも特に「反応即応」の性質が強く、押すことで腰部の緊張が瞬時にゆるむことが多い。
・古典には記載が少ないが、現代臨床で再評価された実践的な奇穴であり、脊椎や経筋の反射連動を応用している。
・左右で効果に違いがあり、右側は腰椎下部・左側は仙骨部の症状に反応しやすい傾向がある。
・気血の滞りが深い患者では、刺激直後に腰部の温感や脱力を感じることがあり、これは経絡の通りが開くサインとされる。
・「腰に手を当てるのではなく、心で触れるように手を使う」という考え方にも通じ、気の交流点としての意味も持つ。

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