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経絡・経穴(ツボ)

八邪(はちじゃ)

英語
Extra points-Upper Extremities
EX-UE9
Ba Xie
Eight Pathogens, Eight Evil

奇穴

八邪(はちじゃ)
Hachija

取穴部位
手背側、五指の付け根にある指間の水かき部の中央。
左右両手で計8穴。
手を軽く握ったとき、最もへこむ部位に取る。

取穴方法
手を軽く開閉させ、指の股に生じる陥凹を明確にする。
爪または指腹で皮膚をつまむように刺激すると反応が出やすい。
発熱や炎症が強い場合は、
押圧よりも軽い散らす刺激(左右に揺らす・軽擦)が適する。

筋肉・靭帯
深横中手靭帯、浅横中手靭帯、虫様筋、骨間筋、母指内転筋

運動神経
尺骨神経(深枝)、正中神経、橈骨神経

知覚神経
尺骨神経浅枝、正中神経掌側枝

血管
背側中手動脈、掌側中手動脈の枝

主治
・高熱、発熱時の手のほてり
・手指の腫脹、赤み、疼痛
・指のしびれ、痙攣、拘縮
・関節炎、リウマチ性の手指症状
・外因性の炎症、感染初期の熱症状

名前の由来
「八」は数の多さではなく、
全方向・あらゆる出口を意味する象徴的な数。
「邪」は体内に侵入・停滞した余分な熱、毒、炎症、緊張を指す。

八邪とは、
手に集まった“余分なもの”を外へ逃がすための集団出口であり、
一点ではなく「面」で邪を散らす思想をもつ奇穴である。

その他重要な事柄(臨床的視点)
・八邪は「熱を下げる穴」というより、
 末端に滞った熱を外へ逃がす逃出口
・頭・胸・腹に熱症状があるのに、
 手が熱く腫れている場合は特に有効。
・精神的緊張、怒り、我慢が強い人ほど反応が強く出る。
・合谷と併用すると「こもった熱」を動かしやすい。
・慢性症状では、左右差の強い指間から優先的に用いる。

奇穴 八邪

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