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経絡・経穴(ツボ)

十宣(じゅっせん)(十指端)EX-UE11

英語
Extra points-Upper Extremities
EX-UE11
Shi Xuan
Ten Declarations, Ten Diffusions

奇穴

十宣(じゅっせん)
Jussen
別名:十指端(じゅっしたん)

取穴部位
手の10本の指すべての指尖部。
各指の爪の中央から約0.1寸、指腹側寄りの最先端。
左右両手で計10穴。

取穴方法
爪の中央線を目安に、
爪縁と指腹の境界付近に現れる最も尖った点を取穴する。
瀉法が基本で、刺絡・強刺激・瞬間刺激に反応しやすい。
慢性疾患よりも急性・極端な状態に用いる。

筋肉・靭帯
皮下組織、指腹脂肪体(筋組織はほぼ存在しない)

運動神経
正中神経、尺骨神経、橈骨神経(指により支配が異なる)

知覚神経
正中神経指枝、尺骨神経指枝、橈骨神経浅枝

血管
掌側指動脈、背側指動脈、毛細血管叢

主治
・意識障害、昏睡、ショック状態
・脳卒中急性期、てんかん発作
・高熱、熱性けいれん、乳児けいれん
・急性咽頭炎、扁桃炎、歯痛
・指先のしびれ、末梢循環障害

名前の由来
「宣」は、宣泄(せんせつ)=内にこもったものを一気に外へ放つの意。
十宣とは、
身体の最末端に設けられた“非常放出口”であり、
意識・熱・邪気・緊張が限界に達したときに使われる。

その他重要な事柄(臨床的視点)
・十宣は「調えるツボ」ではなく、
 切り替える・遮断する・覚醒させるツボ
・慢性的な不調には不向きで、急性・極端な状態に用いる。
・刺絡で少量の出血を伴うと反応が明確に出やすい。
・小児では強刺激を避け、瞬間刺激または圧刺激で代用する。
・使用後は身体が一気に緩むため、安静を保つことが望ましい。

奇穴 十宣

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