逆流性食道炎 逆流性食道炎と食道腺癌
逆流性食道炎 鍼灸 整体 鍼治療
英語
Reflux esophagitis and esophageal adenocarcinoma
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逆流性食道炎と食道腺癌
逆流性食道炎の結果、食道の粘膜が円柱上皮粘膜に変わってきまったバレット食道と呼ばれる症状が生じることがあります。
バレット食道は食道腺癌(バレット腺癌)の発生する原因として注目されています。
食道の粘膜
食道の粘膜は扁平上皮という種類の粘膜で覆われています。
胃腸の粘膜は円柱上皮という種類の粘膜で覆われています。
逆流性食道炎になると食道の扁平上皮が障害を受けではがれてしまいます。
剥がれた扁平上皮の修復は本来は扁平上皮でおこなわれます。
しかし、胃と食道の境目での現象のため、 食道の修復を扁平上皮ではなく、
胃腸の粘膜のタイプである円柱上皮で行われてしまう場合があります。
食道粘膜が円柱上皮で覆われた食道をバレット食道といいます。
バレット食道
バレット食道があると、そこから食道腺癌という癌ができることがあることが分かっています。
バレッ ト食道の発生率
日本におけるバレット食道は逆流性食道炎患者さんの約三割から五割にみられるという報告があります。
バレット食道も食道腺癌も白人男性に多く、東洋人は、黒人などよりも少ないことがわかっています。
日本人ではパレット食道から食道腺癌になる確率はかなり低いと予測されています。
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参考文献
胸やけ、ムカムカ、吐き気、胃痛、げっぷ・・・・・・それ全部、逆流性食道炎です。
関 洋介 (著)
南江堂
2020/11/21 発売
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