顎関節症 顎関節の構造と関連する筋肉
英語
Muscles associated with the structure of the temporomandibular joint
もくじ
執筆者
顎関節
顎関節は外耳道の前方にあり、側頭骨の頬骨突起の根元にある下顎窩と、下顎骨の下顎枝の上端にある下顎頭で構成されています。
関節円盤
顎関節を構成する下顎窩と下顎頭の間には関節円盤があります。
関節円盤はコラーゲン繊維からなり、クッションや潤滑油のような役割を果たして、関節腔を上下に分けています。
咀嚼筋
下顎骨には多くの筋肉が付着して複雑な運動を支持しています。
咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋は咀嚼筋と呼ばれ、頭蓋から起こり下顎骨についています。
外側翼突筋は下顎頸部、関節包、関節円板についていて、口を開けるときにこれらを前方に移動させる働きがあります。
舌骨上筋
顎ニ腹筋、茎突舌骨筋、顎舌骨筋、オトガイ舌骨筋の4種類は舌骨上筋と呼ばれます。
舌骨上筋は乳突切痕、茎状突起、下顎骨内側と舌骨とを連絡して、下顎骨と舌骨の動きを助ける働きをしています。
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参考文献
自分で治す! 顎関節症
(著) 藤原 邦康 ,(監修)吉野 敏明
洋泉社
2018/9/19
顎関節症 関連外部リンク
顎関節と筋のしくみ
Japan Dentist Association