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三焦兪(さんしょうゆ) |

(気・水・熱をめぐらせる)
三焦兪は、「流れが滞った人生」を再び動かすスイッチ。
手放し、ゆるめ、めぐらせる。
身
体の中に“空間”をつくる経穴です。
英語
Bladder(BL)22
San Jiao Shu(Triple Burner Shu)
三焦兪(さんしょうゆ)(三焦経の兪穴)
足の太陽膀胱経22
The Bladder Meridian of Foot-Taiyang
三焦兪
さんしょうゆ
sanshoyu
取穴部位
第1・第2腰椎棘突起間の外1寸5分(内膀胱線上)
ちょうど腰のくびれのあたり。
ウエストラインにあるため、緊張や冷えの影響が出やすく、触診すると圧痛やコリが現れやすい部位でもある。
筋肉
広背筋、腰背腱膜、最長筋
運動神経
胸背神経、脊髄神経後枝
知覚神経
胸神経後枝(T12〜L1)
血管
腰動脈、肋間動脈分枝

主治
・泌尿器系疾患(頻尿、尿閉、膀胱炎)
・ホルモンバランスの乱れ(PMS、更年期障害、冷えのぼせ)
・むくみ、排尿困難、耳鳴り、めまい
・自律神経の不調、疲労感、精神的ストレス
・ウエストの張りや痛み、側腹部の違和感
名前の由来(オリジナル解釈)
「三焦」とは、**上焦(心肺)・中焦(脾胃)・下焦(腎膀胱)**の三つの気・水・津液の通り道を指し、
全身の水分代謝とエネルギーの流通をつかさどる臓腑です。
「兪」は流通・通過の意。
このツボは、**全身の“気・水・熱”の交通整理役**を果たす経穴であり、
まるで体内の高速道路のジャンクションのような役割を担っています。
中医学的意義
・三焦は「腑にして形なし」とされ、実体はないが作用は全身的。
・気の運行、水液の代謝、ホルモン的なバランスをつかさどる。
・三焦兪は、その中枢に位置する“管理センター”のようなツボで、
経絡の交差点としても重要視される。
現代的応用
・副腎疲労や甲状腺機能低下など、ホルモン不調を訴える現代人に有効。
・ストレスにより交感神経が過剰に優位になる体質を整える。
・腰回りの血流を改善し、代謝低下・体温調整不全を改善する。
精神・スピリチュアル的意味
・三焦兪は、「余分な熱や湿を手放す場所」。
・人間関係や仕事、環境によって蓄積した**“見えないストレス”**を外へと流す役割。
・現代は感情を抑え込みがちな時代。
このツボは「もう溜め込まなくていい」と
**内なる声に耳を傾ける準備**を整える。
臨床応用例
・三焦兪 + 命門(L2) → 慢性疲労、腎陽虚タイプの冷えや腰痛に
・三焦兪 + 腎兪 → 生理不順、夜間頻尿、更年期のホットフラッシュ
・三焦兪 + 大腸兪 → 腰部の緊張、便秘、腰から下の代謝不良に
セルフケア・実践法
・仰向けに寝て、手で三焦兪のあたりを包みこむように温める
・足湯をしながら腰にホットパックを当てると全身がポカポカする
・深呼吸とともに「私は不要なものを手放している」と意識すると効果的
→腎兪(じんゆ)
←胃兪(いゆ)
→足の少陰腎経
←手の太陽小腸経
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