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廉泉(れんせん) |

精神・感情・発話機能の交点
「魂の声の泉」
英語
Conception Vessel(CV)23
Lian Quan(Ridge Spring)
廉泉(れんせん)
奇経 任脈23
The Ren Meridian (Ren)
廉泉
れんせん
rensen
取穴部位
喉頭隆起(いわゆる「のど仏」)の上端、舌骨との間の陥凹部。
首を軽く後屈させ、舌の根元に近い中央部を指で探ると感じられる。
筋肉
顎舌骨筋、舌骨上筋群(特に舌骨舌筋)
運動神経
顔面神経、舌下神経
知覚神経
頚横神経(C2~C3)
血管
下甲状腺動脈、舌動脈枝
主治
- 舌のこわばり、発音障害(呂律が回らない)
- 構音障害、失語
- 舌根の緊張・痛み
- 口腔内乾燥、喉の渇き
- 飲み込みづらさ(嚥下困難)
名前の由来(オリジナル解釈)
「廉(れん)」とは“清らか”“澄んだ”という意味があり、「泉(せん)」は言葉や音が湧き出る場所を象徴する。
廉泉は**“濁らず、嘘のない言葉が湧き出る場”**としての象徴名であり、「心と言葉が一致しているかどうか」が現れる経穴といえる。
また古典では、「陰を収め、精を集める場所」とされ、**腎精と心火のバランスが乱れると濁った言葉や焦燥感となって噴き出す**。そのため、このツボは“魂の声の出口”とも言われる。
象徴的意義と精神的側面
- うまく言葉にできない感情、または「本心を飲み込んで生きてきた人」の舌の根に滞りが現れる
- 自分を偽って話す生活が長いと、言葉が詰まり、乾き、響きを失う
- 廉泉は「内なる真実が通過するゲート」
臨床応用のヒント
- 舌や口の使いすぎ(過度な発声、スピーチ後)に冷ややかさや違和感がある場合、ここを軽く冷湿布で鎮める
- 高齢者の嚥下障害や発音不明瞭にアプローチする場合、まず廉泉の緊張を緩める
- 「言いたいことを我慢し続けてきた」人の喉〜舌の緊張が取れると、涙が自然に出ることがある
セルフケアと内観ワーク
- この経穴に触れながら、静かに「私は、私の真実を話してもよい」と唱える
- 喉元に軽く手を当て、深い呼吸を繰り返しながら、舌の付け根が広がるのを感じる
- 真実の言葉を話す時に声が震えるなら、それが“本物”である証。廉泉はその震えを受け止める

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