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陰都(いんと) |

陰都 — 静けさの中に、感情の都がある
心が乱れると、胃が叫ぶ。
食べられないのは、気持ちのせいかもしれない。
陰都に戻ろう。
あなたの“感情の都”は、いつでもそこにある。
英語
Kidney(KI)19
Yin Du(Yin Metropolis)
陰都(いんと)
足の少陰腎経19
The Kidney Meridian of Foot-Shaoyin
陰都
いんと
into
取穴部位
中脘穴の外5分、臍の上4寸に位置する。
腹直筋の筋腹上にあり、腹部の正中からわずかに外側、肋骨弓の下方に近いエリア。
呼気時に圧痛や冷感の反応が現れやすく、身体の中心軸を意識すると取穴しやすい。
筋肉
腹直筋
運動神経
肋間神経
知覚神経
肋間神経前皮枝
血管
肋間動脈、上腹壁動脈

主治(臨床応用)
・胃痛、胃もたれ、消化不良、食欲不振
・胸苦しさ、みぞおちの緊張、心下部の張り
・月経不順、月経前症候群(PMS)
・情緒不安定による過食や拒食
・上腹部の冷え、胃寒タイプの虚弱体質
▶ **陰都は、「内なる都(みやこ)」を整える要穴。中丹田のエネルギーバランスの調整点。**
名前の由来(オリジナル解釈)
「陰都」の“陰”は、陰気・内なるエネルギー・静寂を意味し、
“都”は、**集まり・中心地・拠点**を表す。
したがって「陰都」とは、**陰気(=腎の精気)の集まる場所**、
または、**身体の奥にある“静かな都”=内なる心の中心地**を象徴する名前とも言える。
▶ **身体の「都心部」—それは、静けさと感受性が交差する場所。**
精神的・感情的意味合い
・感情の起伏により「胃が気持ち悪くなる」人に対応
・ストレスで食べすぎたり、逆に食べられなくなったりする際の“感情―胃”の橋渡し点
・「自分の感情を飲み込むしかない」と思っている人に反応が出やすい
・特に**女性の「陰の乱れ」やホルモンバランスの崩れ**に深く関係する
▶ **陰都は、「隠された感情の集積地」であり、それを“ほどく”鍵でもある。**
象徴的な詩的表現
・「静けさの中に、感情の都がある」
・「食べ物が心に届く場所、それが陰都」
・「心を整えるには、まず内なる都に帰ること」
臨床応用のヒント
・みぞおちの緊張と共に、月経不調がある場合は特に圧痛が強く出やすい
・感情の波と胃の動きがリンクしているようなタイプに効果的
・幽門や中脘、心包経との併用でストレス起因の消化不良や神経性胃炎に対応可
セルフケア・養生法
・陰都に温灸をあてると、心が落ち着き、食欲が自然に整ってくる
・緊張時は、軽く手を当て深呼吸するだけでも自律神経が安定することがある
▶ **陰都は、“心と胃の間にある都”。その静けさに戻ると、食べることも、感じることも、自然になる。**
→腹通谷(はらつうこく)
←石関(せきかん)
→手の厥陰心包経
←足の太陽膀胱経
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