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歩廊(ほろう) |

歩廊 ― 胸に通路を、感情に余白を
「息が詰まるときは、心が歩く道が塞がっている。
歩廊に触れ、内なる風を通してみよう。」
英語
Kidney(KI)22
Bulang(Corridor Walk)
歩廊(ほろう)
足の少陰腎経22
The Kidney Meridian of Foot-Shaoyin
歩廊
ほろう
horo
取穴部位
中庭穴(第2肋間、前正中線から2寸)より下へ3肋間、すなわち第5肋間。
鎖骨下の胸郭外側をたどり、第5肋間に沿って中線から外方2寸の位置をとる。
呼吸時の肋間の動きと、皮膚の緊張や陥凹を指標にする。
筋肉
大胸筋、外肋間筋
運動神経
胸筋神経、肋間神経
知覚神経
肋間神経前皮枝
血管
内胸動脈、胸肩峰動脈胸筋枝

主治(臨床応用)
・胸の圧迫感、呼吸困難、喘息
・心窩部~前胸部の緊張、胸部苦満
・更年期ののぼせ、胸中の不安・焦燥感
・慢性的な息苦しさ、呼吸性の不安感
・女性の乳房周囲の疼痛や腫脹、乳房緊張
▶ **歩廊は「気」が胸郭を巡り、心肺と対話する“通路”のようなツボ。**
名前の由来(オリジナル解釈)
「歩」は歩く・巡る・進むという意味。
「廊」は長い通路、または屋根付きの通り道のこと。
歩廊とは、**胸郭内を“気”が歩いて通るための廊下**のような存在。心と肺をつなぐ通路をなめらかに保ち、滞った気を流すことで、呼吸と感情を整える門となる。
▶ **感情と呼吸の交通整理をする“胸の歩道”――それが歩廊である。**
象徴的な意味・エネルギー的視点
・心が高ぶり、気が胸に滞ると、胸の「廊下」が渋滞する
・怒りや焦りを胸に溜めやすいタイプは、ここに圧痛が出やすい
・愛情の表現を抑圧している人ほど、この経穴が“つまる”
・歩廊は、「言えなかった想い」と「吸えなかった空気」の通り道
▶ **呼吸は、感情の翻訳者。歩廊を通すことで、自分の内なる声を素直に聴けるようになる。**
臨床応用のヒント
・不安や過呼吸傾向がある人に。胸を開くサポートとなる
・ストレス性喘息や呼吸困難感に対し、鎮静作用を期待できる
・乳房の張りや痛みにも関連するため、PMSなどでも有用
・心理的緊張が「胸でつかえる」タイプの自律神経失調にも応用可能
セルフケア・養生法
・お風呂上がりや深呼吸と共に、歩廊をやさしく温めることで、胸中の緊張を緩める
・不安で胸がつまったときに、軽く触れて「自分のペースで歩いていい」と語りかける
・ヨガや氣功などで“胸を開く”動作と組み合わせると効果的
▶ **胸に道をつくると、呼吸が自由になる。感情も、進めるようになる。**
詩的な表現
・「心がさまよう夜は、胸の中に歩廊をつくる」
・「伝えきれなかった想いが、歩廊を通って息になる」
・「止まった呼吸に、もう一度進む道を与える」
→神封(しんぷう)
←幽門(ゆうもん)
→手の厥陰心包経
←足の太陽膀胱経
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