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神封(しんぷう) |

神封 ― 心の安寧を守る“霊的な鍵穴”
「騒がしい世界に疲れたら、神封に手を当てよう。
心が、ふたたび自分のもとへ還るから。」
英語
Kidney(KI)23
Shenfeng(Spirit Seal)
神封(しんぷう)
足の少陰腎経23
The Kidney Meridian of Foot-Shaoyin
神封
しんぷう
shimpu
取穴部位
前正中線上の壇中穴(第4肋間・乳頭の高さ)から外方2寸。
第4肋間を指で探り、肋間隙の柔らかさや拍動の有無を確認しながら、肋骨の輪郭に沿って中線外2寸の位置に取穴する。
筋肉
大胸筋、外肋間筋
運動神経
胸筋神経、肋間神経
知覚神経
肋間神経前皮枝
血管
内胸動脈、胸肩峰動脈胸筋枝

主治(臨床応用)
・胸部の緊張、動悸、不整脈
・呼吸困難、息切れ、胸苦しさ
・不安神経症、パニック傾向、胸の中の焦りや恐れ
・肺疾患、喘息、咳嗽(から咳)
・乳房緊張や乳腺炎傾向(女性)
・胸部~心下の冷え、胸陽の不足感
▶ **神封は、“神(心神)を胸に封じ込めて守る”経穴。精神と呼吸の安定をもたらす。**
名前の由来(オリジナル解釈)
「神」は精神・魂・心の中枢。「封」は封じ込めて保護すること。
つまり「神封」とは、**心神(精神)を外の動揺から封じ、安寧を守る場所**。
古人は、感情の波で乱れる心を、胸郭内で“しっかりと封じておく”という発想を持っていた。神封はまさに、**外界の刺激から心を守る“霊的な防壁”**とも言える。
▶ **心が乱れると呼吸も乱れる。神封は「心」と「呼吸」の境界線。**
象徴的な意味・エネルギー的視点
・神封がふさがると、外の世界と自分の間に**「感情のフィルター」が働かなくなる**
・他人の感情に過敏すぎる、共感疲労を起こしやすい人は、ここの気の防御が弱まっていることが多い
・ハートチャクラの一部とも重なり、精神的ダメージを受けやすい人ほど、ここの圧痛や冷感が出る
・神封は、**「心を静かに保つための静音ボックス」**のような存在
▶ **封じるとは、閉じ込めることではなく、守ること。**
臨床応用のヒント
・胸の動悸や不整脈に鍼をして、神経性の反応を静めることがある
・不安や緊張が胸につまるタイプの人には、神封の「ひらく鍼」が有効
・失恋やショック、愛情の傷を抱える人に対し、「感情の保護膜」として使うこともある
セルフケア・養生法
・手のひらで神封を覆い、深く呼吸しながら「私は守られている」と言葉を添える
・ヨガや瞑想で心がさまようとき、ここに意識を集めると“中心に還れる”感覚が得られる
・冷えやすい人は、温灸やホットタオルで温めて「心の衣」をつけるようにイメージすると効果的
詩的な表現
・「感情の波が高ぶるとき、胸の奥の神封が扉になる」
・「誰かの怒りに揺れそうな日、神封で自分を取り戻す」
・「乱れる世界の中で、神を封じて静けさを得る」
▶ **神封とは、心の聖域を封じて守る静かなる門。あなた自身の内なる神殿を穏やかに保つ場所である。**
→霊墟(れいきょ)
←歩廊(ほろう)
→手の厥陰心包経
←足の太陽膀胱経
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