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天牖(てんゆう) |

英語
Triple Energizer(TE)16
Tianyou(Celestial Window)
天牖(てんゆう)
手の少陽三焦経16
Triple Energizer (Triple Heater TH) Meridian of Hand-Shaoyang
天牖
てんゆう
tenyu
取穴部位
乳様突起の後下方で、胸鎖乳突筋の後縁。耳たぶの裏をなぞって首に沿い、後方へ指を滑らせた位置にある。軽く押すと鈍い痛みを感じることが多い。顎を引いた状態で触診するとわかりやすい。
筋肉
胸鎖乳突筋、頭板状筋
運動神経
副神経、頚神経叢筋枝、脊髄神経後枝
知覚神経
小後頭神経
血管
浅頚動脈
主治
- 耳鳴り、難聴、めまい
- のどのつまり、声のかすれ
- ストレスによる首のこり・緊張性頭痛
- 怒り・不安など感情の抑圧による喉元の違和感
名前の由来(語源)
「天牖」の「天」は高く清らかな気を意味し、「牖(ゆう)」は“窓”を表す古語。すなわちこの経穴は**「天に通じる窓」**、つまり**人の意識や声を天と結ぶ通路**とされた。声が詰まり、言いたいことを飲み込みがちな現代人にとって、天牖は「魂の声を再び開く窓」である。
臨床応用と特徴
- 咽の不快感(梅核気)や、感情が喉元に詰まったような感じに有効。
- PC作業やスマホの見過ぎで前屈みになった現代人の首の緊張をゆるめ、血流を促す。
- 耳との関連が深く、内耳性のふらつきや高音域の耳鳴りにも応用される。
- 発声や表現に不自由を感じる人にも効果的(心理的な“声の詰まり”にアプローチ)。
補足的観察ポイント
- 怒りを抑圧しやすいタイプはこの部位が硬直し、押圧するとビリッとした痛みがある。
- 「言いたいことが言えない」「声を失ったような感覚」のある人には特に反応が強く出る。
心身へのメッセージ
天牖は、言葉にならなかった“心の声”が宿る場所。
本来なら空へ放たれるはずだった想いが詰まり、首や耳、喉を固めてしまう。
この経穴を用いることは、**「自分の声を取り戻す」**ことに他ならない。
沈黙のなかに押し込められた言葉が、再び命を持ち、外へと放たれていく――
それが、天牖がもたらす内なる解放。

→翳風(えいふう)
←天髎(てんりょう)
→足の少陽胆経
←手の厥陰心包経
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