HOME | 経絡・経穴(ツボ) | 手の少陽三焦経 | 天牖(てんゆう)

経絡・経穴(ツボ)

天牖(てんゆう)

英語
Triple Energizer(TE)16
Tianyou(Celestial Window)

天牖(てんゆう)

手の少陽三焦経16
Triple Energizer (Triple Heater TH) Meridian of Hand-Shaoyang


天牖
てんゆう
tenyu


取穴部位
乳様突起の後下方で、胸鎖乳突筋の後縁。耳たぶの裏をなぞって首に沿い、後方へ指を滑らせた位置にある。軽く押すと鈍い痛みを感じることが多い。顎を引いた状態で触診するとわかりやすい。


筋肉
胸鎖乳突筋、頭板状筋


運動神経
副神経、頚神経叢筋枝、脊髄神経後枝


知覚神経
小後頭神経


血管
浅頚動脈


主治



名前の由来(語源)
「天牖」の「天」は高く清らかな気を意味し、「牖(ゆう)」は“窓”を表す古語。すなわちこの経穴は**「天に通じる窓」**、つまり**人の意識や声を天と結ぶ通路**とされた。声が詰まり、言いたいことを飲み込みがちな現代人にとって、天牖は「魂の声を再び開く窓」である。


臨床応用と特徴

補足的観察ポイント

心身へのメッセージ
天牖は、言葉にならなかった“心の声”が宿る場所。
本来なら空へ放たれるはずだった想いが詰まり、首や耳、喉を固めてしまう。
この経穴を用いることは、**「自分の声を取り戻す」**ことに他ならない。
沈黙のなかに押し込められた言葉が、再び命を持ち、外へと放たれていく――
それが、天牖がもたらす内なる解放。

手の少陽三焦経

→翳風(えいふう)

←天髎(てんりょう)

→足の少陽胆経

←手の厥陰心包経

関連記事

東洋医学の三焦