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経絡・経穴(ツボ)

夾承漿(きょうしょうしょう)EX-HN19

英語
Extra points-Head and Neck
EX-HN19
Jia Cheng Jiang
Insert Acceptance Saliva,Accept and Help Saliva

奇穴

夾承漿(きょうしょうしょう)
Kyoshoushou(EX-HN19)

取穴部位
オトガイ唇溝(下唇の下のくぼみ)の正中にある承漿(CV24)から、左右に約1寸外側の陥凹部。
下唇の輪郭線のすぐ下で、軽く口角を引くと筋肉がわずかに動く箇所。

取穴方法(補足)
軽く口を閉じ、上下の歯を触れ合わせるようにして下顎をわずかに引くと、陥凹が明確になる。
軽刺激で十分な反応を得られるため、鍼は浅刺(1〜2mm)または接触鍼が望ましい。
表情筋の反応が敏感なため、深刺や強刺激は避ける。

筋肉
口輪筋、下唇下制筋、オトガイ筋

運動神経
顔面神経(下顎縁枝)

知覚神経
三叉神経第三枝(下顎神経・オトガイ神経)

血管
下唇動脈、オトガイ動脈分枝

主治
顔面神経麻痺、歯痛、歯肉の腫脹、顎関節のこわばり、顔面のむくみ、
唇の震え、口周りのシワや下垂、慢性ストレスによる口角の緊張。

名前の由来(オリジナル解釈)
「夾」は“はさむ・寄り添う”、「承漿」は“顔の水(津液)を承ける壺”を意味する。
つまり「夾承漿」とは、“承漿を両側から支え、氣血・津液の流れを整える左右の守り手”という意味。
顔面下部の循環を整えることは、表情と心のゆるみに直結し、“感情の受け皿”を柔らかくする働きを象徴する。

その他重要な事柄(オリジナル解説)
・夾承漿は“顔の氣の出口”とも呼ばれ、心の抑圧や羞恥、怒りを口に出せない人に特有の緊張点となる。
・慢性の顎こり、歯ぎしり、食いしばりはこの部位の硬直から全身の氣滞へと波及する。
・美容鍼では、表情の左右差や口角の高さ調整に応用されるが、単なる美容穴ではなく「氣の流れを整える精神的解放点」として扱うと効果が深まる。
・呼吸法(口から息を軽く吐きながら)と併用すると、心身の緊張が抜け、睡眠の質改善にも寄与する。

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