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定喘(ていぜん) |

英語
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EX-B1
Ding Chuan
Dyspnea Stabilizer
奇穴
定喘
ていぜん
Teizen
取穴部位
第7頚椎棘突起と第1胸椎棘突起の間(大椎穴の外方5分)に取る。 喘息穴の内方約5分。
取穴方法
頭を軽く前屈させ、第7頚椎(隆椎)を触れ、そのすぐ下の大椎穴を基準に、外方へ指幅約5分移動した陥凹部を取穴する。
鍼は直刺0.5~1寸。灸もよく用いられ、温灸や隔物灸での施術が効果的。
咳や喘息発作時には指圧するだけでも呼吸が楽になることがある。
筋肉
僧帽筋、菱形筋
運動神経
副神経、頚神経叢筋枝、肩甲背神経
知覚神経
頚神経後枝
血管
頚横動脈
主治
咳嗽、喘息、気管支炎、蕁麻疹に加え、慢性気管支炎、風邪の初期症状、咽喉の腫れや痛み、肩背部のこわばりにも応用される。
特に小児喘息やアレルギー性咳嗽のケアに使用されることが多い。
名前の由来
「定喘」とは「喘(あえぎ)を定める」という意味で、発作的に乱れる呼吸を落ち着かせるという願いを込めて名付けられた。
呼吸が安定することは命の安定に直結するため、古代中国では生命を守る「要穴」として扱われたと伝えられる。
その他の特徴・臨床応用
- 現代では「呼吸を整える特効穴」として知られ、気管支喘息や慢性咳嗽に多用される。
- アレルギー体質や蕁麻疹など、呼吸器と皮膚症状が関連するケースに効果が期待される。
- 小児への施術では刺鍼を避け、温灸や指圧で穏やかに刺激するのが一般的。
- 大椎・風門・肺兪と併用することで、風邪の予防や免疫力の強化に役立つ。
- 「呼吸を定める穴」として、発作の恐怖感や不安を和らげ、安心感をもたらす心理的効果もある。

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