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経絡・経穴(ツボ)

髖骨(かんこつ)EX-LE1 胯骨

英語
Extra points-Lower Extremities
EX-LE1
Kuan Gu
Hip Bone

奇穴

髖骨(かんこつ)
Kankotsu
別名:胯骨(ここつ)

取穴部位
大腿前外側部。
膝蓋骨外上角と髀関(ST31)を結ぶ線上で、梁丘(ST34) から左右外方へ約1寸5分の位置。
左右に各1穴、計2穴。

取穴方法
仰臥位で膝を軽く伸ばす。
大腿前外側の筋腹が最も盛り上がる部位を触知し、
梁丘の高さで外側に移動した圧痛点を目安に取穴する。
筋肉反応を重視し、骨指標より触診を優先する。

筋肉
外側広筋

運動神経
大腿神経

知覚神経
外側大腿皮神経、大腿神経前皮枝

血管
外側大腿回旋動脈、外側上膝動脈

主治
・膝関節痛(特に外側優位の痛み)
・変形性膝関節症初期〜中期
・脳卒中後の下肢麻痺、筋力低下
・大腿前外側の張り、だるさ、脱力感
・歩行時の不安定感、踏み込みの弱さ

名前の由来
「髖」は股関節周囲を含む広い意味を持つ文字で、
単なる骨ではなく体重と動作を支える“要”を指す。
髖骨とは、
下肢の力が骨格に伝わる直前の“中継点”に位置する奇穴であり、
膝と股関節の協調を回復させる意味を持つ。

その他重要な事柄(臨床的視点)
・髖骨は膝の局所治療点ではなく、
 「力が膝に届かない原因」を整える調整点
・外側広筋の過緊張・抑制どちらにも反応しやすい。
・膝痛で大腿前外側が硬く、踏み出しが弱い症例に適する。
ST34(梁丘)と併用すると急性痛、
ST31(髀関)と併用すると運動機能改善に効果的。
・刺鍼は筋腹に向けて直刺、深さは反応を見て調整する。

奇穴 髖骨

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