
ストレス解消法
英語
How to relieve stress
もくじ
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ウォーキング
ウォーキングは、自然な呼吸と歩調によって心身を調律する、最もシンプルで効果的なストレス解消法です。
歩き始めて約15分で「エンドルフィン(脳内麻薬)」が分泌され、痛みや不安を和らげます。20分で「ドーパミン(やる気ホルモン)」が、40分前後で「セロトニン(幸せホルモン)」が活性化されます。
中医学では「肝気の巡り」が滞るとストレスを感じやすくなります。ウォーキングは「肝気」をのびやかにし、目や筋肉、情緒を整えます。
毎日40分程度、朝日を浴びながら歩くことを習慣にしてみましょう。

ハグ
人との触れ合いが減っている今、ハグは深い癒しをもたらす「オキシトシン(愛情ホルモン)」を分泌させる大切な行為です。
このホルモンは不安を減らし、信頼感を高め、人間関係をスムーズに保ちます。
中医学では「心神の安定」がストレス耐性を左右するとされ、ハグはまさに「心」を養う行為。ペットとのふれあいでも効果は期待できます。
「誰かとつながっている」という実感が、自律神経を調え、深い安心感を生み出します。

SNSをやめる
SNSには便利さと同時に「比較」「嫉妬」「誤解」「誹謗」といった、精神をかき乱す要素が多く含まれています。
知らず知らずのうちに他人の価値観に巻き込まれ、自分を見失ってしまう人も少なくありません。
中医学では、こうした状態は「心脾両虚(しんぴりょうきょ)」に通じ、思慮過多が原因で気血を消耗し、疲れや不安を生みます。
通知が鳴るたびに「驚き」の反応が起こると、心神を消耗します。ときにSNSを休む「情報断食」も、心身をリセットする良い養生です。
怒りのピークを知る
怒りのピークは6秒──これはアンガーマネジメントでもよく知られる考えです。
怒りが込み上げたとき、6秒間だけ意識的に深呼吸をする、別の言葉を唱える、目を閉じるだけでも、感情をコントロールする第一歩になります。
中医学では、怒りは「肝」の感情。肝が過剰に興奮すると気が上昇し、のぼせ、頭痛、イライラ、不眠などにつながります。
怒りを「否定」するのではなく、「ピークの時間をやり過ごす」ことで、反応を自然に鎮める方法を身につけましょう。
自分を許す
「こうあるべき」「ねばならない」といった思考に縛られていると、心の余白が失われてしまいます。
週末に少し好きなものを食べたり、映画やカラオケに没頭したり、1人の時間を存分に楽しんだりする日を意識的に設けてみましょう。
中医学では、ストレスによって「肝気」が滞ると、気がうつうつとこもり、「脾(消化系)」や「心(精神)」にも悪影響を与えます。
大切なのは、他人よりもまず自分にやさしくなること。「気血」が巡れば、心も自然に明るさを取り戻します。

中医学からみたストレス
中医学では、ストレスは主に「肝(かん)」の失調として捉えます。肝は全身の気の流れ(疏泄)を司り、情緒と深く関係しています。
● 肝気鬱結:イライラ、ため息、不安、眠れない
● 肝火上炎:怒りっぽい、顔が赤い、口が渇く
● 肝脾不和:ストレス性の胃痛、食欲不振、便通の乱れ
これらは「肝」の働きを中心としつつ、心・脾・腎のバランスの乱れとして現れます。
整息・整身を重視し、深呼吸やゆったりとした動作で「気」の巡りを意識することも、自然な解消につながります。
鍼灸・整体・マッサージの応用
ストレス緩和に用いられる経穴(ツボ)例:
・【百会(ひゃくえ)】:自律神経の調整、気の上昇を抑える
・【内関(ないかん)】:心を安定させ、吐き気や動悸にも
・【太衝(たいしょう)】:肝気を巡らせる代表的なツボ
・【膻中(だんちゅう)】:感情の詰まりを開放する胸の要穴
これらは市販のお灸や指圧でもセルフケアに応用可能です。
また、整体や整身によって「呼吸」と「姿勢」を整えることが、気血の流れを調える根本療法となります。
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ストレス解消法 関連外部リンク
Stress
World Health Organization (WHO)
Stress and your health
Medical Encyclopedia
Stress
American Psychological Association