
自律神経失調症の治し方
英語
How to cure autonomic imbalance
もくじ
執筆者
規則正しい生活
自律神経は、内分泌系や生活リズムと深く結びついています。
夜勤や不規則な生活は交感神経の緊張を招き、体内リズムを狂わせます。
中医学でも「子午流注(しごるちゅう)」という概念で、時間帯ごとの臓腑の働きを重視します。
起床は日の出と共に、就寝は23時前を意識し、朝食・昼食・夕食を決まった時間に摂ることが整身の第一歩です。

バランスのとれた食事
栄養の偏りや冷たい食事の摂りすぎは、消化器官に負担をかけ、体を冷やします。
中医学では「脾は後天の本」とされ、脾胃(消化器系)を整えることが全身の健康の基礎とされます。
発酵食品、温野菜、天然塩、旬の根菜などを日常的に取り入れることで、気血を養い、自律神経を内側から整えることができます。
適度な運動
適度な運動は、血流やリンパの流れを促し、ホルモンや神経伝達物質の分泌を活性化します。
特にウォーキング、気功、ヨガなどの「呼吸を意識する動き」は、副交感神経を高める効果があります。
東洋医学では「気は動に従う」とされ、体を動かすことで「気血の巡り」が良くなり、冷えや倦怠感の改善にもつながります。

十分な休息と睡眠
眠っている間に、成長ホルモンやメラトニンなどが分泌され、自律神経のバランスが回復します。
中医学では「夜は陰が盛んになり、陽が休まる」とされ、夜の静けさの中で五臓六腑は修復を行います。
理想は22時〜23時には就寝し、6〜8時間の睡眠を確保すること。寝る前のスマホ・TVは控え、静かな音や香りで心を鎮める工夫もおすすめです。
心を緩める習慣
ストレスが続くと、無意識に肩や背中に力が入り、交感神経が優位になり続けます。
東洋医学では「肝は疏泄(そせつ)をつかさどり、気の巡りに影響する」とされ、怒り・焦り・我慢といった感情が肝を傷めると考えます。
自然に触れる、深呼吸をする、笑う、座る、ぼーっとする。
これらはどれも、自律神経の乱れを整える簡単な「灯(あかり)」です。

鍼灸・整体・マッサージによる調整
手技療法は、体表にアプローチして神経や経絡(けいらく)を整える手段として古くから用いられてきました。
自律神経失調に対して用いられる代表的な経穴は以下の通りです:
・百会(ひゃくえい)…脳のリズム安定
・中脘(ちゅうかん)…消化吸収の改善
・関元(かんげん)…冷えや疲労の回復
・膻中(だんちゅう)…胸のつまり、息苦しさに
・合谷(ごうこく)、内関(ないかん)…ストレスと消化器系に
・足三里、三陰交、血海など…全身調整と血の巡り
市販の温灸でセルフケアする際にも参考にしてください。
中医学から見た「整う」とは
自律神経失調症を中医学では「気の滞り」「肝気鬱結」「陰陽の失調」などとして捉えます。
症状だけに目を向けるのではなく、「なぜその生活を続けてきたのか」「何に心が緊張していたのか」に気づくことが、本当の意味での“整う”につながります。
整えるとは、体を治すことだけでなく、自分の本心と再び出会いなおすことでもあります。
病名ではなく“生き方の歪み”として向き合い直すことで、回復の道は大きく開けていきます。
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Medication for Autonomic Disorders
NYU Langone Hospitals
Dysautonomia
Cleveland Clinic.