双極性うつ病とは?
双極性うつ病とは
双極性うつ病は、気分の極端な変動を特徴とする「双極性障害」のうち、特に「うつ状態」が強く表れるタイプです。以下のような特徴があると診断基準上、双極性うつ病の可能性が考えられます:
- 過度の睡眠
- 食欲亢進・体重増加
- 非定型的な抑うつ症状
- 精神運動の抑制
- 幻聴・妄想などの精神病症状
- 気分の不安定さ
- 若年発症(25歳以下)
- うつ状態の再発(5回以上)
- 家族に双極性障害の既往
出典:Mitchell PB, Goodwin GM, Johnson GF, et al. Diagnostic guidelines for bipolar depression: a probabilistic approach. Bipolar Disorders 10: 144-152, 2008.
中医学と現代医学の視点
現代医学では、双極性うつ病に対して気分安定薬や抗うつ薬が使用されますが、その多くは症状の緩和にとどまり、長期的には再発や薬物依存のリスクも懸念されます。
一方で中医学では、「心肝脾腎」の機能失調や「気血の不調和」、「陰陽の偏り」によって精神情緒が乱れると捉えます。特に「心神不安」「肝気鬱結」「脾気虚」「腎精不足」などの弁証を基に、全身の調和をはかることが治療の基本です。
鍼灸・整身・整息による根本アプローチ
外からの対症療法ではなく、自らの内側にある「本来の治癒力」を目覚めさせることが私たちの目指す根本療法です。
■ 鍼灸治療
以下の経穴は、双極性うつ病に対して頻用されるツボです:
- 百会(ひゃくえ):気の巡りを整え、精神安定をはかる
- 鳩尾(きゅうび):胸中の詰まりを開き、呼吸を整える
- 心兪(しんゆ):心の気を補い、不安を和らげる
- 膈兪(かくゆ):気血の流れを整える
- 腎兪(じんゆ):生命エネルギーの根本「腎精」を補う
※市販の「お灸」でも参考にできますが、専門家の指導を受けて行うことを推奨します。
■ 整身・整息メソッド
身体をゆるめ、呼吸を深くし、自律神経と経絡の流れを整えることは、双極性うつ病において極めて重要です。
- 整身:姿勢・重心・骨格を整えることで、内臓と神経の調和をはかります。
- 整息:浅く早い呼吸から、深く静かな「腹式呼吸」へと導くことで、情緒を安定させます。
まとめ
双極性うつ病は、薬だけに頼るのではなく、自らの内側にある「整える力」に目を向けることが鍵です。中医学の知恵と実践法は、その力を呼び覚ます道筋を示してくれます。 本サイトでは、真に根本からの改善を目指す方々に、知識と方法、そして希望をお届けします。
参考文献
これだけは知っておきたい双極性障害 加藤 忠史 (監修)
翔泳社 2018
双極性うつ病 外部関連リンク
お友達にシェアする!
関連外部リンク
Bipolar Disorder
National Institute of Mental Health
What is Bipolar Disorder? | SAMHSA
The Substance Abuse and Mental Health Services Administration (SAMHSA)
Overview - Bipolar disorder
Crown