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承光(しょうこう) |

光は、ただ浴びるだけでは負担になる。
真の光とは、それをどう“受け止めるか”にある。
― 承光、魂が光に慣れる場所。
英語
Bladder(BL)6
Cheng Guang(Light Guard)
承光(しょうこう)
足の太陽膀胱経6
The Bladder Meridian of Foot-Taiyang
承光
しょうこう
shoko
取穴部位
曲差穴の後方2寸、または五処穴の後方1寸5分の位置。
後頭部に向かって膀胱経をたどる際、額から放たれた光を頭頂部で受け止めるような位置。
筋肉
帽状腱膜(前頭筋と後頭筋をつなぐ広い腱膜)
運動神経
記載なし(帽状腱膜には随意筋の運動神経支配はない)
知覚神経
眼窩上神経(前頭神経の枝)
血管
眼窩上動脈、浅側頭動脈の枝

主治
・頭頂部から前頭部にかけての慢性的な緊張や頭痛
・「視覚過敏」や「光への嫌悪感」が強い人の鎮静
・眼精疲労や長時間のデバイス使用による目の奥の疲れ
・考えすぎ・過集中による神経性の脱毛・抜け毛の傾向
・外界からの情報に敏感すぎる“共感疲労”タイプの精神鎮静
名前の由来(オリジナル解釈)
「承」は“うけたまわる”、“承ける”。「光」は文字通り、**光=情報・刺激・神明**を象徴。
すなわち**「承光」は、光(=魂の啓示、外界の刺激)を真正面から受け止め、内に取り込む場所」**。
古代の東洋思想では、“天の光=天命”ともされるため、
承光は「天の意志を額に受ける神聖なポイント」とも言える。
ここを整えることで、“自分の本当の意図”がはっきりしやすくなる。
中医学的意義
・膀胱経の頭部走行における氣の転換点。
・肝火や心火の上炎が頭頂を突き抜けて昇り過ぎるのを**受け止めて鎮める**。
・心肝気逆による「眩暈・光に過敏・驚きやすさ」にも用いられる。
・承光は「過剰な感覚の遮断と整理」を担う経穴である。
現代的応用
・LEDやブルーライトに晒され続ける現代人にとって、**「光の解毒点」**とも言える。
・「画面から目をそらせない」「光の洪水で頭が常に動いている」——
そんな人に対し、**視神経と前頭葉の過活性を休ませるポイント**として活用できる。
スピリチュアルな示唆
・外の光をただ受け取るだけでなく、**自分の内なる光を確認する場所**。
・承光を整えることで、「外の評価に振り回される自分」から離れ、
**内なる静かな自己の声=“真我の光”**に意識を向けやすくなる。
セルフケア・活用法
・両手の中指で頭頂部を軽くタッピングしながら、承光にゆっくり深呼吸で意識を置く。
・PC作業後、視界がチカチカする時は、ここを数秒間やさしく温めるだけでも効果的。
・「光を受け入れる準備ができています」と内語しながら触れると、精神の受容力が高まる。
臨床での応用
・心火亢進、肝陽上亢による頭痛、不眠、眼精疲労の緩和に。
・百会、通天、承光を組み合わせることで、**「頭頂の風の通り道」**を調整できる。
・虚実の見極めにより、補法・瀉法どちらでも効果的に使える応用力の高いツボ。
→通天(つうてん)
←五処(ごしょ)
→足の少陰腎経
←手の太陽小腸経
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