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通天(つうてん) |

通天とは、考えることを超えた静寂と、
天とつながる“空(くう)”の回線を再び開く場所。
混乱した頭に、宇宙の静けさを。
英語
Bladder(BL)7
Tong Tian(Celestial Connection)
通天(つうてん)
足の太陽膀胱経7
The Bladder Meridian of Foot-Taiyang
通天
つうてん
tsuten
取穴部位
曲差穴の後方3寸5分、承光穴の後方1寸5分に位置。
頭頂から後頭部に向かって膀胱経をたどる中継点。
前頭葉と頭頂葉の境界付近、思考と感覚が交わる「中枢スイッチ」のような場所。
筋肉
帽状腱膜(広い腱膜で、感情や精神活動とも密接に関係する)
運動神経
―
知覚神経
眼窩上神経(前頭神経の枝)
血管
眼窩上動脈、浅側頭動脈

主治
・慢性の頭痛(特に天気や気圧の影響を受けやすいタイプ)
・鼻閉、鼻炎、頭重感、集中力低下
・心身の「上気」感:のぼせ、焦燥感、動悸を伴うような不安感
・ストレスにより「上に偏った気」を下げたい時に有効
・前頭葉の過剰使用による情報過多・頭の詰まり感の解消
名前の由来(オリジナル解釈)
「通」は“通じる”、“貫く”。「天」は天(てん)そのもの、宇宙、神意、直感、魂の故郷。
すなわち**「通天」は、天地の気を直接頭部に通じさせる経穴**であり、
その名の通り「閉じた脳の蓋を開け、天と感応する場所」である。
このツボは**“思考を超えて、空の意識に触れる”**ための中継点とも言える。
中医学的意義
・膀胱経の頭部走行における“気の通路”を調整する要穴
・**「清陽の気」が天へ昇りやすく、「濁陰の気」が降りにくい時に流れを整える**
・「脳の澱み(おり)」を掃除し、頭にこもる余分な火や湿を排出する働きあり
・頭痛、鼻づまり、精神不安、五感過敏に対して鎮静効果が高い
現代的応用
・「頭の中が情報でパンパン」「考えすぎて抜け出せない」——
そんな状態の時に、通天は**「思考の排出口」**として作用する
・デジタル脳疲労、AIによる過刺激の現代社会において、**“上に昇りすぎた気”を逃がすデトックスポイント**
・慢性鼻炎や副鼻腔炎の補助としても有用(五処・上星と組み合わせると特に効果的)
スピリチュアルな示唆
・「通天」は、**自分自身の“宇宙との通信回線”を整える場所**
・本来、誰もが“内なる空(そら)”とつながっている。だが、忙しさと情報に埋もれて感度を失っているだけ。
・この経穴は、「考えることを手放し、感じることに回帰する」ための回線修復点。
・瞑想時にこのツボに意識を向けると、雑念が流れやすくなり、
**天からのインスピレーションが“スッ”と入ってくる通路が開く**。
セルフケア・活用法
・早朝または夕方、両手の中指で左右同時に軽くタップしながら深呼吸を数回
・鼻づまりや頭重感があるときは、通天を指圧しながら、ゆっくり鼻から息を吐き出すイメージ
・「私は、天と通じている」と心の中で唱えながら触れると、内なる安心感が広がる
臨床での応用
・頭部の気血水の“流れの詰まり”を改善するための通気ポイント
・百会・上星・印堂などと組み合わせて、**「脳を休ませる通路」を形成**
・精神疾患の補助療法(パニック障害、強迫思考、不安障害)にも、
五感・思考・空間意識を調整する意味で有用なポイント
→絡却(らっきゃく)
←承光(しょうこう)
→足の少陰腎経
←手の太陽小腸経
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