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経絡・経穴(ツボ)

絡却(らっきゃく)

絡却とは、絡まった思考と感情をほどく“後頭の関所”。

あふれる情報をいったん手放し、「本当の静けさ」へと後ろから導いてくれる場所。

英語
Bladder(BL)8
Luo Que(Declining Connection)

絡却(らっきゃく)

足の太陽膀胱経8
The Bladder Meridian of Foot-Taiyang

絡却
らっきゃく
rakkyaku

取穴部位
曲差穴の後5寸、通天穴の後1寸5分。
頭頂部から後頭部にかけてのライン上で、やや外側寄りに位置する。
帽状腱膜上にあり、頭部を縦断する膀胱経の“気の流れ”の緩衝地帯ともいえる位置。

筋肉
帽状腱膜(思考の癖や緊張を「貯め込みやすい」部位)

運動神経


知覚神経
大後頭神経(後頭部の感覚支配)

血管
後頭動脈、浅側頭動脈

足の太陽膀胱経

主治
・慢性的な後頭部の重だるさ、鈍痛、眼精疲労から来る頭部緊張
・首筋〜後頭部の張り感、気が後ろに引っ張られる感覚(緊張性神経症)
・思考がまとまらず、過去のことにとらわれて頭が“後ろ向き”になっている状態
・睡眠の浅さ、夢見がちな状態、熟眠感の欠如
・高血圧、耳鳴り、めまいなどの“気の上衝”にも補助的に活用される

名前の由来(オリジナル解釈)
「絡」は“絡まる”または“繋がる”という意味。
「却」は“退く”あるいは“消す・手放す”という意味合いを持つ。

つまり「絡却」とは、**“絡まった気の流れを解きほぐし、余計なものを後ろへ流す”**というイメージ。
現代的にいえば、「情報過多によって縛られた思考を、後頭部から解放する場所」である。

中医学的意義
・膀胱経の頭部循行線における“調整ポイント”であり、
 **頭部の陰陽バランスを微調整する役割**がある
・「絡」は経絡における支線や交差を意味し、ここは“情報と感情が絡まりやすい要所”
・頭部への気血の過剰集中(虚実錯綜)を緩め、
 **“感情の詰まり”をゆるやかに解消する作用がある**

現代的応用
・現代人に多い「首の後ろから頭が張っている感じ」「神経が後ろに引っ張られる感覚」に適応
・パソコンやスマホによる**“うつむき姿勢の慢性化”**で滞った頭部の気血循環を促進
・過去のトラウマ的記憶に囚われているときに、「今に戻す」補助的なケアとしても有用
・**「頭をリセットするスイッチ」**として、百会・通天と組み合わせて使うと深い効果が得られる

スピリチュアルな示唆
・この経穴は「後頭の結び目」であり、
 人が知らずに背負っている**“思考の重み”や“過去への執着”をほどく場所**
・瞑想や呼吸法と併用することで、
 **脳の“後ろのチャクラ”を開き、視点の方向性を前向きに変える鍵**となる

・「絡まっていた過去の痛みが、ほどけて後ろへ流れていく」
 そんなイメージを持ちつつ、やさしく撫でるようにケアすると効果的

セルフケア・活用法
・入浴後や寝る前、両手の中指を使って「軽く撫でる」程度の刺激が最適
・後頭部から首にかけて手を当て、「ほどける」「流れる」と心で念じながら深呼吸する
・耳鳴りや緊張性頭痛には、**両耳を包み込みながら後頭部をタッピング**する方法も効果あり

臨床での応用
・通天・承光・絡却のラインを使った「後頭部の気血調整」
・パニック障害、強迫観念、不眠症の中でも「頭部にこもる症状」に対して使えるポイント
・精神疲労が強い人には、百会との組み合わせで**“脳内の緊張を抜くセット”**として施術

→玉枕(ぎょくちん)

←通天(つうてん)

→足の少陰腎経

←手の太陽小腸経

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