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小腸兪 (しょうちょうゆ) |

(内側を澄ませるための静かなスイッチ)
小腸兪は、「情報と感情の洪水」に流されそうなとき、
あなたの中の“選ぶ力”を取り戻すツボです。
食べ物も、人間関係も、考えごとも、すべては“選ぶ”ことから整い始めます。
英語
Bladder(BL)27
Xiao Chang Shu(Small Intestine Shu)
小腸兪(しょうちょうゆ)(小腸経の兪穴)
足の太陽膀胱経27
The Bladder Meridian of Foot-Taiyang
小腸兪
しょうちょうゆ
shochoyu
取穴部位
正中仙骨稜第1仙椎棘突起部直下から外方1寸5分
仙骨のくぼみ(第1仙椎)に指を当て、外方に親指1本分半ほど移動した位置(左右対称)
筋肉
脊柱起立筋群(最長筋、多裂筋)
腰背腱膜
運動神経
腰神経および仙骨神経前枝の一部(L1~S1)
知覚神経
中殿皮神経、仙骨神経後枝
血管
外側仙骨動脈、仙骨静脈叢

主治
・消化不良、食べ物の消化吸収力の低下、便秘または下痢の繰り返し
・腹部膨満感、下腹部の張り、おなかがゴロゴロ鳴る、腸の冷え
・泌尿器系トラブル(頻尿・排尿困難・膀胱の違和感)
・坐骨神経痛、腰仙部痛、仙腸関節痛
・感情の消化不良、思考の整理ができない、情報過多による疲労感
名前の由来(オリジナル解釈)
「小腸」は、食物から栄養と“清”を吸収し、“濁”を大腸へと分ける精妙な器官。
「兪」はその経気を背面から調整・通達する要穴。
つまり小腸兪とは、**「栄養と情報を選び取り、心身を純化するツボ」**とも言える。
表面的な“詰まり”を解消するだけでなく、内側の“選別する力”にアクセスする役割を担う。
中医学的意義
・小腸は「清濁を分ける」役割を持ち、**食物・水分・感情・情報**すべてのフィルター役。
・小腸兪はこのフィルター機能が乱れたときに活性化すべきツボ。
・「心と小腸は表裏の関係」とされ、精神面の整理にも影響する。
・腸内環境の乱れだけでなく、**判断力の鈍り、情報過多による精神的疲労**にも効果的。
現代的応用
・過敏性腸症候群(IBS)、リーキーガット症候群、腸内細菌バランスの崩れに対する補助療法。
・メンタルと腸の関連(腸脳相関)に基づく、「ストレス由来の腸の不調」に対するケア。
・多忙な現代人の“情報の消化不良”に。自律神経失調やHSP気質の人にも有用。
精神・エネルギー的意味
・自分にとって“必要なもの”と“不必要なもの”を見極める力を高めるツボ。
・「これは本当に自分に合っているのか?」と立ち止まる内観のきっかけをくれる。
・繊細すぎて疲れてしまう人が、「受け取る力」と「選ぶ力」を取り戻すための助けに。
臨床応用例
・小腸兪 + 大腸兪 → 腸全体の働きの調整、腹部膨満・排便異常などに
・小腸兪 + 心兪 → 情報処理や思考過多によるイライラ・神経疲労に
・小腸兪 + 志室(腎経)→ 下腹部の冷え、腸の虚弱による消化不良の補助に
セルフケア・生活応用
・便秘やお腹の張りを感じたら、仙骨の両側をカイロで温めると腸の動きが活性化。
・忙しさで“心ここにあらず”な日々が続いたとき、深呼吸しながらこのツボに指を当てると、
自分の「内なる声」に耳を澄ます時間が戻ってくる。
・腸は「第2の脳」。小腸兪はその“ブレーカー”のような存在。
→膀胱兪(ぼうこうゆ)
←関元兪(かんげんゆ)
→足の少陰腎経
←手の太陽小腸経
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