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会陽(えよう) |

会陽とは、“陽の再起動装置”
陽気が尽きたように感じても、
それは再び立ち上がる前の静寂。
会陽は、陽が還る場所。そして、未来の気が芽吹く地です。
英語
Bladder(BL)35
Hui Yang(Meeting of Yang)
会陽(えよう)
足の太陽膀胱経35
The Bladder Meridian of Foot-Taiyang
会陽
えよう
eyo
取穴部位
尾骨下端の外方5分。肛門のすぐ外下側に位置し、坐位でやや尾骨を浮かせた状態が取穴に適す。
皮膚が薄く敏感な部位で、深刺には注意が必要。
筋肉
大殿筋(浅層)
運動神経
下殿神経(L5–S2)
知覚神経
会陰神経(陰部神経の枝)
血管
下直腸動脈(内陰部動脈の枝)

主治
・痔核、痔瘻、肛門の痛みや出血
・便秘や排便困難、直腸脱
・陰部湿疹、会陰部のかゆみ・炎症
・泌尿生殖器の疾患(睾丸の痛み、精巣炎、陰嚢湿疹、精力減退)
・坐骨神経痛、尾骨痛、仙骨周囲の重さ・痛み
名前の由来(オリジナル解釈)
「会」は“交わる・集まる”という意味。「陽」は“陽気・活力・男性性”を象徴。
つまり会陽は、**陽気が集まり再生・循環を始める場**といえる。
尾骨という“終端”に位置しながらも、**次の生命・循環の始まりを告げるツボ**として、人の陰陽転換点を司る存在である。
中医学的意義
・足の太陽膀胱経の中でも、**陰陽が交差し変化するポイント**。
・会陰部に近いため、**任脈・督脈・衝脈とも気血が交わる陰陽の交会地**とされる。
・「陽気下陥」や「湿熱下注」による肛門や生殖器の異常に最も適応する要穴。
精神・エネルギー的象徴
・“再起動のスイッチ”とも呼ばれ、**性的・生命的エネルギーを再び起こす場所**。
・「もう一度立ち上がりたい」「深いところから生命力を呼び起こしたい」と願う時に、そっと刺激されるべきポイント。
・霊的には、**最も地に近いチャクラ=第1チャクラ(ルートチャクラ)**に相当し、グラウンディング・自己信頼・生存力に関係。
臨床応用
・会陽 + 長強:痔や肛門の痛み、便意のコントロールに
・会陽 + 三陰交 + 陰陵泉:下焦の湿熱・泌尿器疾患に
・会陽 + 命門 + 太谿:腎虚からくる性機能低下、冷えに対して
・会陽 + 大腸兪 + 志室:便秘や直腸疾患の調整に
セルフケア・生活応用
・長時間の座位や冷えにより“詰まった感じ”がする人は、湯たんぽを尾骨付近に当てるだけでも穏やかな解放感が得られる。
・便意があるのに出ない、冷えて排泄がうまくいかないとき、指先で軽く温めながら円を描くように摩擦することで、内側からの気の流れを呼び起こすことができる。
→承扶(しょうふ)
←下髎(げりょう)
→足の少陰腎経
←手の太陽小腸経
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