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附分(ふぶん) |

附分とは、「心と世界のつながり直し」
背中に溜まった“言葉にならないもの”を、
附分から風にのせて、そっと手放していこう。
英語
Bladder(BL)41
Fu Fen(Attached Branch)
附分(ふぶん)
足の太陽膀胱経41
The Bladder Meridian of Foot-Taiyang
附分
ふぶん
fubun
取穴部位
第2・第3胸椎棘突起間の外3寸。肩甲骨の内側上縁付近、僧帽筋の厚みに隠れるように位置する。
深層では菱形筋、肩甲挙筋に近接。肩の「分かれ道」にあたる場所。
筋肉
僧帽筋、菱形筋、肩甲挙筋(深層)
運動神経
副神経、肩甲背神経、頚神経叢筋枝
知覚神経
胸神経後枝(第2・第3胸神経)
血管
頚横動脈、肩甲背動脈

主治
・肩こり、肩甲間部の筋緊張、上背部の重だるさ
・心肺系の緊張、不整脈、呼吸が浅くなる症状
・情緒のこもり(怒り・抑圧・胸のつかえ)
・上半身の冷えや発汗異常、神経過敏
・初期の風邪(風寒表証)で肩背部にぞくぞく感がある時
名前の由来(オリジナル解釈)
「附」は“付く、接する”、「分」は“分かれる、分岐”という意味がある。
つまり「附分」とは、中心(背骨)からエネルギーが外へ“分かれ”て“付着”していく場所を意味する。
肺と心の気がこのあたりから“背面を通じて全身へと広がる”ため、呼吸・感情・皮膚反応にも深く関与する。
中医学的意義
・足太陽膀胱経の「別分(分かれ道)」にあたり、内臓(肺・心)から外界へのエネルギー転送地点
・外感表証(風寒・風熱)の初期に反応が出やすく、早期治療の要穴となる
・五臓の「気」が体表へ現れ始める感受点として、風寒の侵入を最初に感知する場所
精神・エネルギー的象徴(オリジナル視点)
・「附分」は、自分の“中心から外へ向けてどう関わるか”を問われるツボ。
・人と距離を取りすぎるとこの部位が硬くなり、人に寄りかかりすぎてもまた凝る。
・適切な「結びつき方」を再調整するために、このツボは作用する。
・呼吸が浅くなっている時、自律神経が乱れている時、このツボを緩めることで“つながり”が回復する。
臨床応用
・肩こり、背中の重苦しさには:附分 + 肺兪 + 肩外兪
・呼吸が浅い、胸のつかえには:附分 + 膻中 + 神門
・風邪の初期寒気には:附分 + 風門 + 大椎(早めの瀉法)
・過緊張、不眠症には:附分 + 安眠 + 百会(神経過敏の鎮静)
セルフケア・生活応用
・人間関係で「距離感」に悩むとき、背中の附分を温めながら深呼吸をすることで、心が静まり、自分軸が戻ってくる。
・ストレッチや温灸で、肩甲間部を柔らかく保つと、感情の“風通し”も良くなる。
→魄戸(はくこ)
←委中(いちゅう)
→足の少陰腎経
←手の太陽小腸経
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