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肓門(こうもん) |

「肓門」は、“いのちの扉”をそっと開く鍵
あなたは、なぜ生きているのか?
その問いの答えは、思考ではなく「肓」にある。
肓門は、心と腎、生と性をつなぐ、
あなたの命の原点を開く、静かな扉。
鍵はすでに、あなたの内にある。
英語
Bladder(BL)51
Huang Men(Huang Gate)
肓門(こうもん)
足の太陽膀胱経51
The Bladder Meridian of Foot-Taiyang
肓門
こうもん
komon
取穴部位
第1・第2腰椎棘突起間の外3寸(腎兪の外方)。
腰部の中心線からやや外側に位置し、骨盤内臓の気の出入口ともいえる位置にあたる。
筋肉
広背筋、腰方形筋、脊柱起立筋群
運動神経
胸背神経、腰神経叢の分枝
知覚神経
腰神経後枝(L1–L2)
血管
腰動脈、腰静脈叢

主治
・下腹部の冷えや虚痛、月経不順
・婦人科疾患(子宮内膜症、無月経、月経困難など)
・腰痛、腰背部の重だるさ(特に内臓性の反応を伴うもの)
・下焦(腎・膀胱・生殖器)の気の停滞や循環不全
・心因性の下腹部緊張、性的抑圧による不調
名前の由来(独自解釈)
「肓(こう)」は古来、**心と腎を結ぶ“生命の中心”**とされ、「肓之原(こうのげん)」として知られる深奥の領域。
「門」は出入口・通路の意味。
つまり「肓門」は、**身体の核心(肓)に出入りする唯一の門**を指し、生命力や精の流れの“通関ポイント”とも言える。
中医学的意義
・肓門は「心腎不交」の病に関わりやすい経穴で、精神と精力、生と性のバランスを調える鍵穴。
・腎気・腎精の動きが滞ると、心の不安、意欲の減退、生殖器系の冷え・萎縮が現れる。
・このツボは、腎兪・志室よりさらに深い内蔵反応を持つ「精・神の門」として作用する。
精神的象徴(独自視点)
・肓門は、**“生命の根源にアクセスする門”**であり、自分が生まれてきた目的や存在理由と深く関わっている。
・「心が動かず、体も反応しない」「感情も性欲も空虚」と感じるような状態は、この門が閉じているサイン。
・このツボを通じて、失われた“自己の源泉”に再接続し、生きることへの納得感を取り戻す。
臨床応用
・慢性疲労、腎虚、冷え症:肓門 + 命門 + 腎兪 + 関元
・性機能低下・性冷感:肓門 + 志室 + 太渓 + 三陰交
・PMS、生理痛、無月経:肓門 + 次髎 + 子宮 + 中極
・心因性不妊やストレスによる無排卵:肓門 + 神門 + 太衝 + 気海
・「やる気が湧かない」「芯が抜けたような感覚」:肓門 + 心兪 + 中脘 + 内関
セルフケアのヒント
・おへそと恥骨の間を指でなぞるようにして、背中側の肓門の位置に意識を送ると、「内臓から元気が湧いてくる」感覚を感じやすい。
・足湯や温灸のあとに、肓門を軽く押圧することで、**内臓と神経の再起動スイッチ**として使える。
・深いトラウマや自己否定感から抜け出したいとき、「肓門」は**“生の許可”を与える神聖な場所**となる。
補足:関連経穴との連携
・腎兪:腎の気を補う(根)
・志室:精の貯蔵所としての腎を刺激(蔵)
・肓門:精と神の交流の通路(門)
・関元:精と気の合流点(統)
・命門:命の火を燃やす原動力(魂)
→志室(ししつ)
←胃倉(いそう)
→足の少陰腎経
←手の太陽小腸経
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