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経絡・経穴(ツボ)

曲骨(きょっこつ)

「曲がる氣のポイント」=氣の転換点

「自己の根」「地に足がつく力」

「婦人科・泌尿器」のみに偏らず、「根っこの安定」「自己受容の感覚の回復」など。

英語
Conception Vessel(CV)2
Qugu(Curved Bone)

曲骨(きょっこつ)

奇経 任脈2
The Ren Meridian (Ren)

曲骨
きょっこつ
kyokkotsu

取穴部位
正中線上で恥骨結合の上縁、恥骨隆起のすぐ上方に位置する。 下腹部を軽く押圧して骨に触れるあたりで、会陰に近いものの、前寄りにある点が特徴。 臍と会陰を結ぶ正中線上の「骨際」で、骨に“寄り添う”意識で取ると、触知しやすい。

筋肉
白線(腹直筋鞘の正中部)、外腹斜筋腱膜の合流部

運動神経
腹直筋を支配する肋間神経枝

知覚神経
腸骨下腹神経前皮枝、腸骨鼡径神経

血管
浅腹壁動脈、下腹壁動脈の枝

主治


名前の由来
「曲」は“曲がる”・“折れた部分”を意味し、「骨」は恥骨結合を指す。 すなわち「曲骨」とは、**身体前面における“骨の折れ際”**、あるいは**身体の屈曲点にある骨の要所**という意味である。 単に骨の形状ではなく、**氣の流れが方向を変える“転換点”**でもあることが重要な意味を持つ。 ここは任脈が“陰の流れを内臓へ届ける”ための入口としての役割も果たす。

臨床的意義(独自視点)
気功・丹田論との関係
下丹田(たんでん)よりやや下、**「元陰」とも称される部位**。 呼吸法や坐禅の際、この部位に意識を降ろすと、「内に坐る感覚」「大地とつながる感覚」が戻ってくる。 氣が上に偏っている人ほど、ここへの意識が希薄である。 施術においては、**頭寒足熱の基盤**として、この部を開放することが鍵となる。

臨床上の応用
任脈

→中極(ちゅうきょく)

←会陰(えいん)

→督脈

←足の厥陰肝経

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