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曲骨(きょっこつ) |

「曲がる氣のポイント」=氣の転換点
「自己の根」「地に足がつく力」
「婦人科・泌尿器」のみに偏らず、「根っこの安定」「自己受容の感覚の回復」など。
英語
Conception Vessel(CV)2
Qugu(Curved Bone)
曲骨(きょっこつ)
奇経 任脈2
The Ren Meridian (Ren)
曲骨
きょっこつ
kyokkotsu
取穴部位
正中線上で恥骨結合の上縁、恥骨隆起のすぐ上方に位置する。
下腹部を軽く押圧して骨に触れるあたりで、会陰に近いものの、前寄りにある点が特徴。
臍と会陰を結ぶ正中線上の「骨際」で、骨に“寄り添う”意識で取ると、触知しやすい。
筋肉
白線(腹直筋鞘の正中部)、外腹斜筋腱膜の合流部
運動神経
腹直筋を支配する肋間神経枝
知覚神経
腸骨下腹神経前皮枝、腸骨鼡径神経
血管
浅腹壁動脈、下腹壁動脈の枝
主治
- 排尿困難、尿失禁、頻尿、膀胱炎
- 月経不順、月経痛、下腹部の鈍痛
- 性機能低下(特に緊張型・冷え型の勃起不全)
- 鼠径部の不快感や圧痛
- 婦人科系・泌尿器系の根本的冷えに起因する症状
名前の由来
「曲」は“曲がる”・“折れた部分”を意味し、「骨」は恥骨結合を指す。 すなわち「曲骨」とは、**身体前面における“骨の折れ際”**、あるいは**身体の屈曲点にある骨の要所**という意味である。 単に骨の形状ではなく、**氣の流れが方向を変える“転換点”**でもあることが重要な意味を持つ。 ここは任脈が“陰の流れを内臓へ届ける”ための入口としての役割も果たす。
臨床的意義(独自視点)
- 恥骨結合という「身体の要」があるこの部位は、**下腹部のエネルギーの集約点**であり、
肝・腎・膀胱・子宮といった「深部の陰の臓腑」との連動が強い。 - 「腹が据わらない」「骨盤が安定しない」「自己肯定感が揺らぐ」などの状態では、
この部の氣の滞りが見られることが多い。 - 特に、**性の抑圧・羞恥心・自分を下に見る思考**と深く関連し、
この部分を意識的に解放することで、生きる力の土台が回復していく。 - 骨盤底筋群のバランス調整にも関与し、婦人科系疾患の根本ケアにも有効。
気功・丹田論との関係
下丹田(たんでん)よりやや下、**「元陰」とも称される部位**。 呼吸法や坐禅の際、この部位に意識を降ろすと、「内に坐る感覚」「大地とつながる感覚」が戻ってくる。 氣が上に偏っている人ほど、ここへの意識が希薄である。 施術においては、**頭寒足熱の基盤**として、この部を開放することが鍵となる。
臨床上の応用
- 婦人科系疾患の中でも、「冷え」と「停滞」が根にあるものに適応
- 泌尿器トラブルで「緊張型+不感症」的な症状に良好な反応
- 鍼よりも温灸や間接灸が有効なことが多く、
艾(もぐさ)の香りと温熱が「自分の根」を呼び覚ます

→中極(ちゅうきょく)
←会陰(えいん)
→督脈
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