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下脘(げかん) |

**「気を下げる」** → ストレス性胃炎や怒り。
精神・感情と「胃の受け入れ」の関係性のツボ。
英語
Conception Vessel(CV)10
Xia Wan(Lower Venter)
下脘(げかん)
奇経 任脈10
The Ren Meridian (Ren)
下脘
げかん
gekan
取穴部位
神闕(しんけつ:へそ)の上2寸、腹正中線上(白線上)
胃の出口である「幽門」に相当し、消化の要所と深く関わるポイント。
筋肉
白線
運動神経
-
知覚神経
肋間神経前皮枝
血管
肋間動脈、上腹壁動脈、下腹壁動脈
主治
- 胃痛、胃もたれ、消化不良、悪心
- 胃下垂、食欲不振、げっぷ
- 心窩部の膨満感、胸やけ、みぞおちの張り
- 慢性的なストレス胃・神経性胃炎
名前の由来(オリジナル解釈)
「脘」は胃のあたり、特に“胃の入口と出口の間”を示す古語。 「下脘」は“脘(胃)の下にある重要な調整口”という意味を持つ。 現代語で言えば、「胃の交通整理所(幽門)」のような働き。 ここで消化物が“行くべき方向”を誤ると、嘔吐や吐き気が生じる。 つまり、**気と食を下に導く“制御弁”のような経穴**といえる。
エネルギー的意味(独自視点)
- 「気」が上逆する傾向を鎮め、自然な下降の流れへと戻すポイント。
- 感情的な“反芻”(後悔やイライラの繰り返し)にも対応できる。
- 心身の“こみ上げるもの”を落ち着かせる要所。
精神的・心理的背景
- 人間関係や職場環境で「飲み込みたくないこと」が多いと、このあたりに痛みや違和感が出る。
- “気を下げる”という働きから、怒り・焦燥・不安が昇ってしまうタイプに有効。
- 何かを「受け止められない」ときに反応しやすい。
実践アプローチ
- みぞおちの奥に指先で軽く圧をかけ、息を吐きながらゆっくり押し沈める。
- 温灸やカイロを当てると、副交感神経が優位になり胃が自然と動き出す。
- 「考えすぎて食欲がなくなる」タイプは、下脘の穏やかな刺激で整いやすい。

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