![]() |
膻中(だんちゅう) |

「膻=人間らしさ、におい立つ本能」
「中=交差点」「生命の交差場」
単なる解剖学的記述ではなく、「情緒と呼吸が出会う場」
セルフケア・感情解放・言葉にならない苦しみへのケアのツボ
英語
Conception Vessel(CV)17
Dan Zhong(Chest Center)
膻中(だんちゅう)(心包経の募穴)(気会)
奇経 任脈17
The Ren Meridian (Ren)
膻中
だんちゅう
danchu
取穴部位
両乳頭を結ぶ線と胸骨体正中線の交点(第4肋間)
心臓の真正面、胸の中心部にある“感情の扉”のような場所
筋肉
大胸筋(浅層)、内肋間筋(深層)
運動神経
肋間神経(肋間筋枝)
知覚神経
肋間神経前皮枝(第4・5肋間)
血管
内胸動脈の枝(前穿通枝)
主治
- 胸部の閉塞感・胸悶・呼吸困難
- 心悸・不整脈・動悸
- 乳腺炎・乳房緊張
- 発声困難・声枯れ
- ヒステリー・感情の詰まり
- 抑圧された怒りや悲しみの表出
名前の由来(独自再解釈)
「膻」は羊肉のにおいを指すとされるが、ここでは**“人間らしい温もり”や“本能的な感情”**を象徴するものとして捉える。 「中」は胸の中心=**“気が交わる核心”**。
つまり「膻中」とは、**人としての心・感情・呼吸・生命力が交錯し、沸き起こる場=“命の中庭”**である。
機械のような理性ではなく、**におい立つような“生の気”**が動く場所。
象徴的な意味合い(オリジナル視点)
- 「胸がいっぱいになる」時、喜びも悲しみもこの場所で噴き出す。
- 「言葉にならない想い」が最初に詰まる場所。
- ここを調えることは、**“本来の呼吸”と“本音の声”を取り戻すこと**につながる。
- まるで“ハートチャクラ”のように、愛や共感の感覚を思い出させてくれる。
臨床応用のヒント
- 浅く速い呼吸、息苦しさに。背中でなく「前面の緊張」を解放する第一歩。
- 悲しみが癒えず胸が痛む時、軽く触れるだけで涙がこぼれることも。
- 胸の内に怒りや未消化の感情が溜まっているタイプに「触れずに見守る治療点」として活用。
セルフケア・内省の場としての膻中
- 目を閉じて、この場所に手を当てるだけで“自分の奥にある声”に気づける。
- 焦りや不安にとらわれた時、この点を中心に「呼吸の円」を描くように整えるとよい。
- “胸に花を植えるように”、自分への優しさを育む場としてイメージする。

→玉堂(ぎょくどう)
←中庭(ちゅうてい)
→督脈
←足の厥陰肝経
関連記事
