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玉堂(ぎょくどう) |

「玉=精神の結晶」「堂=魂の居場所」
単なる解剖学ではなく、心理・信念・霊性といった高次の象徴
呼吸・責任感・信仰・心の整えといった多層的なツボ
英語
Conception Vessel(CV)18
Yu Tang(Jade Hall)
玉堂(ぎょくどう)
奇経 任脈18
The Ren Meridian (Ren)
玉堂
ぎょくどう
gyokudo
取穴部位
第3肋間の高さ、胸骨体の正中線上。膻中のすぐ上、胸郭の中心よりやや上方に位置する。
「心と天が交わる門」にたとえられる、**精神と意志が統合される象徴的な場所**。
筋肉
大胸筋(浅層)、内肋間筋(深層)
運動神経
肋間神経(肋間筋枝)
知覚神経
肋間神経前皮枝(第3肋間)
血管
内胸動脈の枝(前穿通枝)
主治
- 咳嗽・気喘・胸痛
- 胸の閉塞感・息切れ
- 動悸・心煩
- 胸郭出口症候群に類似する症状
- 感情の昂ぶりによる呼吸の乱れ
名前の由来(独自解釈)
「玉」は純粋で磨かれたもの、内的な“精神の結晶”を象徴する。 「堂」は集まり、あるいは神聖な場を意味する。
つまり「玉堂」は、**心の中に宿る“本質の美”が集う場所**、あるいは“魂の玉座”とも言える。
この経穴は、**物質と精神、肉体と霊性が交わる「中庸の空間」**としての意味を持つ。
象徴的意義と心理的アプローチ
- 精神性・信念・価値観に関わる気の焦点。
- 「何のために生きているのか?」という問いを深く胸の奥で抱えている人に。
- 宗教的信仰心、あるいはそれを超えた“内なる聖域”への意識を呼び起こす。
- ストレスで胸が締めつけられるような人に、“呼吸の余白”を与える。
臨床応用のヒント
- 深呼吸がしづらい患者に、「胸の高い位置の緊張」を解く入口として。
- 過度な責任感や“真面目すぎる胸のこわばり”をやわらげる。
- 高い位置にあるため、緊張に気づきにくいが、深く押圧すると咳反射が起きることも。
セルフケアと精神的整え方
- 人前で緊張する時、この場所にそっと手を当てて静かに呼吸する。
- 迷いや焦りに満たされた時、「ここに自分の魂の玉座がある」と想像してみる。
- 静かな音楽を聴きながら、玉堂に“光の粒”が降りてくるイメージを持つことで、心の雑音が消えていく。

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