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紫宮(しきゅう) |

「紫」という色の象徴性
言葉・祈り・沈黙
「自己表現の困難さ」「声を出す前の感情」のツボ
英語
Conception Vessel(CV)19
Zi Gong(Purple Palace)
紫宮(しきゅう)
奇経 任脈19
The Ren Meridian (Ren)
紫宮
しきゅう
shikyu
取穴部位
第2肋間の高さで胸骨体の正中線上。玉堂(任脈18)の上方1寸、胸の中心軸上にある。
胸の「言葉にならない祈り」が、最初に響き出す場ともいえる。
筋肉
大胸筋(浅層)、内肋間筋(深層)
運動神経
肋間神経(肋間筋枝)
知覚神経
肋間神経前皮枝(第2肋間)
血管
内胸動脈の枝(前穿通枝)
主治
- 咳嗽、喘息、気管支炎などの呼吸器疾患
- 胸悶、胸痛、動悸
- ストレス性の呼吸浅化、喉の閉塞感
- 人前での緊張や不安(舞台前症候群など)
名前の由来(オリジナル解釈)
「紫」は古来より**高貴・神秘・内省・天とのつながり**を象徴する色。 「宮」は**神が宿る場、あるいは音や意識が集まる殿堂**の意。
つまり「紫宮」は、**胸の奥にある“祈りと言霊の源泉”**であり、**高次の意識が宿る内なる聖域**とも言える。
この経穴を通じて、人は“静かなる中心”を取り戻すことができる。
象徴的意義と心理的アプローチ
- 呼吸器と精神の接点。特に「言葉にならない不安」が胸に滞っている時に作用。
- 「声に出す勇気」が出ない人、「本当の気持ちを抑え込んでいる人」に。
- “声を発する前の静寂”を司るツボ。
臨床応用のヒント
- 慢性的な胸の圧迫感、気が詰まる感覚に対して。
- 自律神経の乱れによる胸部不快感の軽減。
- 「胸を開く」ための導入穴として、呼吸瞑想との併用も効果的。
セルフケアと精神的整え方
- 静かな空間で、紫宮に手を当てながら「ありがとう」と心の中で繰り返す。
- このツボを押しながら、誰にも言えなかった気持ちをそっと認めてあげる。
- 胸の中に“紫色の光”が灯るイメージで、魂の中心を暖める。

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