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腰兪(ようゆ) |

「腰=土台、決断力、精の支点」
英語
Governor Vessel(GV)2
Yao Shu(Lumbar Shu)
腰兪(ようゆ)
奇経 督脈2
The Du Meridian (Dumaixue)
腰兪
ようゆ
yoyu
取穴部位
仙骨裂孔(第2後仙骨孔)中央の陥凹部、正中線上
触診では、尾骨の上、仙骨中ほどのややへこんだ部位。仰向けでは触れにくく、立位や伏臥位で確認しやすい。
筋肉
浅後仙尾靱帯(筋としては小さいが、靱帯性支持組織が集まる)
運動神経
仙髄の運動枝(主に仙髄S3〜S5)
知覚神経
仙骨神経後枝
血管
下殿動脈(内腸骨動脈の枝)
主治
- 腰痛、仙骨周囲の重だるさ
- 坐骨神経痛、臀部のしびれ
- 尿閉、排尿困難、遺尿
- 下肢の無力感、冷え
- 月経不順、生殖機能低下
名前の由来(オリジナル解釈)
「兪(ゆ)」は「通り道」「排出する場所」の意。
「腰兪」は「腰の精が兪(なが)れる出口」として理解できる。
ここは仙骨の中心、督脈の“力の門”にあたり、**下半身へ向かう気血が解き放たれる地点**。
“腰”とは単なる構造ではなく、「命門の熱」が燃え上がる**精力の炉心**を意味しており、
この部位が塞がると、下肢の虚寒、膀胱系の異常、生殖器の冷えとして現れる。
象徴的意義と精神的側面
- 腰兪は“肉体の重心”と“精神の土台”が交わる場
- 「腰が抜ける」「腰が据わらない」といった感覚は、ここが虚している証拠
- 自らの行動に対して責任を持てない状態が腰兪に現れる
- このツボに温かさが宿ると、安心感と“地に足のついた決断”が育つ
臨床応用のヒント
- 慢性腰痛患者で、仙骨周辺が冷たく硬い人に。灸や温熱刺激が効果的
- 出産後の気虚・腰の抜け感には、腎兪・命門との併用が有効
- 決断疲れ・優柔不断・過労による無力感には、腰兪に圧をかけることで“根っこ”を呼び戻す
セルフケアと内観ワーク
- 正座または胡座の姿勢で、仙骨に手のひらを当て、呼吸を深める
- 腰兪を意識して「私は地に足をつけて、今ここに在る」と唱える
- 朝起きてすぐ、仙骨周辺をゆっくりほぐすことで1日の安定感が増す

→腰陽関(こしようかん)
←長強(ちょうきょう)
→手の太陰肺経
←任脈
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