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太谿(太渓)(たいけい) |

太溪 ——「深く、静かに、命の泉湧くところ」
その泉は、語らない。
だが確かに、そこに“生きたい”という願いが、
静かに湧いている。
英語
Kidney(KI)3
Taixi(Great Ravine)
太溪(たいけい)(兪土穴)(原穴)
足の少陰腎経3
The Kidney Meridian of Foot-Shaoyin
太谿(太渓・太溪)
たいけい
taikei
取穴部位
内果(内くるぶし)とアキレス腱の間にあるくぼみ。
内果の最も突出した高さで、脈(後脛骨動脈)の拍動が触れられる部位。
足を軽く内返しにすると、くぼみが明瞭になり、指が自然に収まる。
筋肉
アキレス腱、後脛骨筋腱、長趾屈筋腱
運動神経
脛骨神経
知覚神経
伏在神経
血管
後脛骨動脈(拍動部)

主治(臨床応用)
・腎虚による腰痛、下肢の冷え、足のだるさや無力感
・インポテンツ、不妊症、頻尿、夜間尿、排尿困難
・耳鳴り、難聴、健忘、白髪、抜け毛、老化現象全般
・呼吸が浅い、喘息、慢性の咳嗽(腎不納気)
・不安感、動悸、冷え性、手足のほてり
・慢性疲労、無気力、自律神経の乱れ
名前の由来(オリジナル解釈)
「太」は“大いなる”や“深い”という意味。
「谿(溪)」は“谷間に流れる水”を表し、奥深く静かに息づく命の水を象徴する。
▶ 「太溪」は、**深く豊かな命の水が湧く谷間**の意味。
▶ それは腎経の中心であり、生命の根源が息づく場所。
▶ このツボに触れることは、**“生命の井戸”に触れる**ことと同義。
五行分類と経穴の重要性
・五行:土(兪土穴)
・腎経の原穴(元気が集まる場所)
▶ 土は「安定・保持・調和」を意味する。
▶ 水を司る腎における“土”は、**命の水を保ち、支える器**として働く。
▶ だからこそ太溪は、腎精・腎陽・腎陰すべてにアクセスできる万能ツボである。
精神・魂との関係(魂の内なる声を聞く場所)
・腎は「志」を蔵し、人の根本的な意志、願望、耐える力を司る。
・太溪はその「志」が揺らいだとき、深く呼吸を通じて立ち返る場所。
・焦り、迷い、先の見えなさを感じるとき、このツボに指を置くだけで自分に戻れる。
▶ 太溪は、**“沈黙の中の声”が聴こえる場所**
▶ 外に答えを求めず、内なる井戸に降りていく勇気をくれる。
象徴的イメージ(詩的な比喩)
・“生命の谷に宿る深い泉”
・“老いも若さも受け入れる深淵”
・“足元から立ち上がる静かな強さ”
施術・養生の活用法
・両手の親指で左右の太溪を軽く圧迫しながら深呼吸するだけで、
副交感神経が優位になり、不安や焦りが和らぐ。
・慢性的な腎虚タイプの冷えには、お灸が最も効果的。
→ 熱を通して“精”に火を与える感覚で。
・夜間頻尿、疲労感、耳鳴りなど、「腎のサイン」を感じたらまず太溪を触れる。
現代的な応用
・不妊治療や老化防止の補助療法として
・長引くストレスによる腎気の枯渇への対策として
・自分軸を見失ったときに「志を再点火」する内観的ツボとして
▶ **“すべての始まりは足元から”。太溪に触れることは、自分の源に触れること。**
→大鐘(大鍾)(たいしょう)
←然谷(ねんこく)
→手の厥陰心包経
←足の太陽膀胱経
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