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霊墟(れいきょ) |

霊墟 ― 失った魂を呼び戻す静寂の空間
「心が空っぽになっても、そこには“再生の余白”がある。
霊墟は、失意の果てに静かに開かれる、新たな始まりの門。」
英語
Kidney(KI)24
Lingxu (Spirit Ruins)
霊墟(れいきょ)
足の少陰腎経24
The Kidney Meridian of Foot-Shaoyin
霊墟
れいきょ
reikyo
取穴部位
前正中線上の玉堂穴(第3肋間)から外方2寸。
乳頭の高さのやや上、第3肋間を確認し、肋間隙に沿って2寸外方に取穴する。
筋肉
大胸筋、外肋間筋
運動神経
胸筋神経、肋間神経
知覚神経
肋間神経前皮枝
血管
胸肩峰動脈胸筋枝、内胸動脈

主治(臨床応用)
・胸の圧迫感、息苦しさ
・心肺機能の不調による呼吸困難や咳
・胸痛、肋間神経痛、狭心症状に伴う不安感
・精神的な「虚しさ」や「失意」
・声が出にくい、表現する力の低下
・胸郭周辺の冷えや虚弱感
▶ **霊墟は、心の奥に忘れ去られた“響き”を呼び戻す場所。感情の空洞を再び命で満たす経穴。**
名前の由来(オリジナル解釈)
「霊」は魂や心の光。「墟」は廃墟、すなわち“かつて何かが宿っていた場所”。
「霊墟」とは、**魂が一度は離れた“かつての聖域”であり、再び霊を呼び戻す場所**。
このツボは、人生に疲れ、心が一時的に“抜け殻”のようになった時に用いられる。
▶ **自分を失いかけた時、霊墟は“心の帰る場所”を思い出させてくれる。**
象徴的な意味・エネルギー的視点
・深く傷ついた経験の後、「空白」になっている心の領域を修復する役目を持つ
・愛や信頼を失った後の、胸に空いた“霊的空洞”を再び満たす
・表現や声が出にくいとき=内なる霊性が沈黙しているときに反応が出やすい
・霊墟は「沈黙の中に潜む再生の力」を引き出すツボ
▶ **霊的エネルギーの“古代の神殿”。時に崩れ、時に修復される、内なる聖域。**
臨床応用のヒント
・「感情が死んだようだ」と語るクライアントに、微細な鍼で呼びかけるように使う
・喪失体験(死別、離別、裏切り)の後、胸にしこりや虚しさが残るときに効果的
・精神的な“抜け殻状態”からの再起に、霊墟は小さな呼び水となる
セルフケア・養生法
・温灸や手を当てることで、自分の「中心に帰る」瞑想的時間を持つ
・夜の静かな時間帯に、手を胸に当てて“心の残響”を聴くようなイメージで
・悲しみを解放し、再び息を吹き返すような詩や音楽と組み合わせると効果的
詩的な表現
・「誰も知らない廃墟の中に、かすかな光がまだ残っている」
・「静かな胸の空洞に、ふたたび風が通る」
・「霊が去った場所は、再び魂の宿る地となる」
▶ **霊墟とは、霊的再生の始点。あなたの“魂の記憶”が静かに息を吹き返す場である。**
→神蔵(しんぞう)
←神封(しんぷう)
→手の厥陰心包経
←足の太陽膀胱経
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