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大横(だいおう) |

「孤独を横断する、気の橋渡し」
社会の中で、頑張るあなた。
でも気づかぬうちに、誰にも頼れず、すべてを抱えていたのかもしれません。
大横は、そんな“孤独に耐えてきたお腹”が、
「もう一人でやらなくていいよ」と教えてくれる場所です。
ここを整えることは、人とつながり直す心のストレッチでもあります。
英語
Spleen(SP)15
Daheng(Great Horizontal)
大横(だいおう)
足の太陰脾経15
The Spleen Meridian of Foot Taiyin
大横
だいおう
daio
取穴部位
臍の外3寸5分に位置する。
仰臥位で腹筋を弛緩させ、臍中央から外側へ指4本分を測り、肋骨弓の下縁との関係で圧痛や反応点を確認して定める。
筋肉
外腹斜筋、内腹斜筋
運動神経
肋間神経、腸骨下腹神経、腸骨鼡径神経
知覚神経
肋間神経外側皮枝
血管
浅腹壁動脈、下腹壁動脈

主治
・便秘、下痢など大腸機能の異常全般
・腹部の膨満感、鳴気、腹痛
・月経痛、婦人科系疾患(特に排卵期周辺の張り・痛み)
・ストレス性胃腸障害、過敏性腸症候群(IBS)
・腹部冷えとそれに伴う不安感や焦燥感
中医学的意義
・脾経の経穴の中でも、大腸の気の流れに密接に関わる要穴。
・五臓六腑の中で「横(おう)」の名を冠するツボは稀であり、大腸の経絡や横走する気の通路を意識させる。
・この部位は、“気機(きき)の横逆”すなわち、本来下へ流れるべき気が横に停滞・錯乱した時の調整点である。
名前の由来(オリジナル解釈)
・「大」は広く深い作用、「横」は横隔・横断・よこしまの意。
・つまり「大横」とは、大きな気の流れを“横断的に整理・再統合する地点”である。
・また、心理的には「縦社会の中で、横のつながり=共感・仲間意識」が損なわれていると、このツボが反応する。
象徴的意味・エネルギー的役割
・大横は、「孤独な戦い」をしている人の腹に静かに現れる結節点。
・縦の関係(上下・勝敗・支配)にばかり気を取られ、「横の共感=つながり」が不足していると気が詰まりやすい。
・このツボは、**人との調和・連携・“支え合う心”を取り戻すためのゲートウェイ**となる。
セルフケアのヒント
・呼吸法と併用がおすすめ。特に「吐く息で腹を柔らかく広げる」イメージ。
・この部位を中心に、両手で腹部全体を“横に開いていく”ようなマッサージを行うと、気機が整いやすくなる。
・「わたしは、ひとりでやらなくていい」と唱えながらタッピングすると、精神的にも効果大。
注意点
・食後すぐや妊娠初期の強刺激は避ける。
・冷えている場合は、先に温灸や蒸しタオルで腹部を十分に温めてから施術する。
・精神的な孤立感と関係するため、急に涙が出ることもある。その反応は「解放」の第一歩と捉えてよい。
→腹哀(ふくあい)
←腹結(ふくけつ)
→手の少陰心経
←足の陽明胃経
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