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解谿(かいけい) |

「閉じ込められたエネルギーを解放する」
精神的な「熱」がこもったときや消化不良を感じたときに
解谿は、“内なる解放”を促進する道しるべとして機能します。
英語
Stomach(ST)41
Jiexi(Ravine Divide)
解谿(かいけい)(経火穴)
足の陽明胃経41
The Stomach Meridian of Foot Yangming
解谿
かいけい
kaikei
取穴部位
足関節前面中央、前脛骨筋腱の外側にある陥凹部。
足関節を伸ばした際に最も凹んでいる部分に位置する。
この位置を触れ、軽く押すと指が自然に沈み込む感覚を得る。
筋肉
前脛骨筋腱、長母指伸筋腱、長指伸筋腱
運動神経
深腓骨神経(L4〜S1)
知覚神経
浅腓骨神経(L5〜S2)
血管
前脛骨動脈

主治
・胃腸の不調、消化不良、食欲不振
・頭痛、めまい、顔面の痛み(特に偏頭痛や歯痛)
・足元の重だるさ、足のむくみ、冷え性
・消化器系の過剰な「熱」を冷ます
・自律神経失調症、過度のストレスや不安感
中医学的解釈
・解谿は経火穴であり、**「熱を冷ます」**という役割を担っている。
・特に胃の火が上がることに関連し、胸や頭部の熱を取り除き、**“冷静さを取り戻す”**手助けをする。
・現代社会でのストレスや過労、精神的な緊張がもたらす「火の気」を冷ます。
・また、胃経に位置するため、食欲不振や消化不良のような胃腸の問題にも有効である。
名前の由来(オリジナル解釈)
・「解」=解放、解決、軽くする。「谿」=谷間や隙間。
すなわち、「隙間を開けて、閉じ込められた熱を解放する」という意味が込められている。
・このツボは、**“抑え込まれたエネルギー”を解放し、自由に流れるようにする**場所と考えることができる。
・また、胃経に位置するため、胃の不調や精神的な抑圧からくる“閉じ込められた思考”を開放する働きがある。
精神的・スピリチュアルな側面
・解谿は、内的な「抑圧」を解放し、感情や思考の「流れ」を促進する。
・過度に考え込んでしまう人や、感情を抑え込みがちな人には、心を「軽くする」ために有効なツボ。
・日常的にストレスや過労で心が「火照って」いるように感じる人に、冷静さを取り戻すサポートを提供。
現代的応用と臨床活用
・過労やストレスで「頭の中が熱くて、集中できない」ときに解谿を刺激することで、精神的にクリアになり、落ち着きを取り戻す。
・消化器系のトラブル、特に胃腸の不調に効果的で、特に食べ過ぎや飲み過ぎによる胃の痛みに効く。
・頭痛や偏頭痛、顔面の痛み(特に歯の痛み)にも有効。
セルフケアのすすめ
・仕事や勉強で頭が熱くなりすぎたとき、軽く足を揉みながら意識を解谿に向け、深い呼吸をすることで心身の緊張を解放する。
・特に食事後に胃が重いと感じた場合に、このツボを刺激すると胃の不快感が和らぐ。
注意点
・過度に強い圧で刺激すると、逆にエネルギーが乱れることがあるため、**軽く押す程度**で行う。
・冷え性の方は、冷たい空間や冷たい手で刺激しないよう注意。温かい手やお灸を併用するとさらに効果的。
→衝陽(しょうよう)
←豐隆(ほうりゅう)
→足の太陰脾経
←手の陽明大腸経
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