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支溝(しこう) |

▶ 支溝は、ため込んできた思いに出口をつくる「心のバイパス」。
▶ 「言葉にならなかった想い」が、体を通して溢れ出すツボ。
英語
Triple Energizer(TE)6
Zhigou(Branch Ditch)
支溝(しこう)(経火穴)
手の少陽三焦経6
Triple Energizer (Triple Heater TH) Meridian of Hand-Shaoyang
支溝
しこう
shiko
取穴部位
手背側前腕、陽池穴から上に3寸。
総指伸筋腱と小指伸筋腱の間の溝をたどると、やや深く沈む反応点に至る。そこが支溝。
軽く手首を反らしながら探ると、くぼみの存在がより明確になる。
筋肉
総指伸筋腱、小指伸筋腱
運動神経
橈骨神経(深枝)
知覚神経
後前腕皮神経
血管
後骨間動脈の枝、背側手根動脈の枝

主治(臨床応用)
・肘関節・前腕の疼痛やこわばり
・肩こり、肩甲間部の張り、腕の重だるさ
・耳鳴り、難聴、眼の疲労、頭痛(特に側頭部)
・月経不順、PMS、乳房の張りや痛み
・便秘(特にストレス由来)、胸脇苦満
・急性の発熱やのぼせ、風邪の初期(太陽少陽合併証)
▶ 「流れをせき止めるもの」を燃やして通す、経火の力。
名前の由来(独自解釈)
「支」は枝分かれ、経絡の分岐、「溝」は水の流れの通り道。
つまり支溝は、「気血の流れが枝分かれし、一時的に滞りやすいポイント」であり、
ここを開けば、**停滞した流れが再び巡り出す「水門」**となる。
▶ 支溝は、“流れの停滞を見極める交差点”。
精神的・象徴的な意義
・怒りや不満、納得できない感情が「胸脇」や「腕」に現れているときに効果的。
・「なんだかうまく流れない」「自分の気持ちを表に出せない」そんな状態のとき、支溝が活性化する。
・感情の詰まりを“燃やして溶かす”ような火の力が宿る経穴。
・三焦経の火の性質がここに集まり、精神的な「気詰まり」を物理的に解放する要点。
▶ 支溝は、“怒りの熱”と“流れの停滞”に火を灯し、突破させるツボ。
応用の組合せ(臨床的ヒント)
・月経前の胸脇部の張りには、支溝+期門+内関。
・肩甲骨の内側がだる重いときは、支溝+肩井+天宗。
・肘の痛みや腱鞘炎には、支溝+曲池+手三里。
・慢性的な便秘には、支溝+大巨+天枢。
セルフケア・養生法
・気分がもやもやして「胸が詰まる」「溜息が出る」そんな時に、支溝を押しながら深呼吸。
・女性特有の周期的な情緒の乱れにも、支溝を用いた指圧やお灸が静かに効く。
・「もう我慢の限界かも…」という心の叫びを、支溝が受け止めてくれる。
詩的な表現
・「支溝は、流れの詰まりに火を灯す、気血の通り道」
・「閉ざされた感情が、少しずつ溶けてゆく場所」
・「支溝を開けば、あなたの内に閉じ込められた“怒り”は静かに変容する」
・「ここは、我慢を手放す“出口の火口”」
→会宗(えそう)
←外関(がいかん)
→足の少陽胆経
←手の厥陰心包経
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