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経絡・経穴(ツボ)

顱息(ろそく)

顱息は「耳と脳の境界線にある静寂のスイッチ」

英語
Triple Energizer(TE)19
Luxi(Skull Rest)

顱息(ろそく)

手の少陽三焦経19
Triple Energizer (Triple Heater TH) Meridian of Hand-Shaoyang


顱息
ろそく
rosoku


取穴部位
角孫穴と瘈脈穴の中間にあるくぼみ。
耳のやや後上方、側頭部のやわらかく指が沈み込む場所に取る。
皮膚の下に軽い拍動を感じる場合が多く、静かな“呼吸点”のように反応が現れる。


筋肉
側頭筋(深層部)、後耳介筋(表層部)


運動神経
顔面神経


知覚神経
大耳介神経、耳介側頭神経の枝


血管
後耳介動脈、浅側頭動脈の枝


主治



名前の由来(語源)
「顱」は“頭蓋”、“息”は“呼吸・生命の流れ”を意味する。
顱息とはすなわち、**「頭が静かに息づく場所」**。
思考と感覚が交錯する側頭部において、情報と感情が渦巻く現代人の“脳疲労”に寄り添う経穴。
ここが硬直している時、人は「考えすぎて疲れている」のに気づかない。


臨床的応用と特徴

心身へのメッセージ
顱息は、思考が波立つときに呼吸の“出口”を教えてくれる場所。
「考えすぎて疲れたとき」、このツボはそっと教えてくれる——
「一度、頭を“息”させてあげませんか?」と。
指で触れ、軽く円を描きながら息を合わせると、
それだけで頭の中に“静かな余白”が生まれてくる。
忙しさの中で失われた、**“今ここに在る感覚”**を取り戻すための鍵が、顱息には隠されている。

手の少陽三焦経

→角孫(かくそん)

←瘈脈(けいみゃく)

→足の少陽胆経

←手の厥陰心包経

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